◇210330 思い出はいつの日も…雨 ◇210311 ビル・ゲイツと松下幸之助
◇210306 わきまえないことの大切さ ◇210120 高校に入れますように…
◇210104 2020ジャパンカップマーチング15連覇!シニア部門でも初優勝! ◇201206 褒めてやらねば、人は動かじ
◇201117 心を見て、結果は見ない ◇201110 この子たち・・・何てきれいな眼をしているんだろう!


思い出はいつの日も…雨
 
2021.03.30up
 
3月28日、県立湘南台高等学校吹奏楽部WSS、第21&22回演奏会、無事に全てのプログラムを終了いたしました。

何しろこのような状況ですので、秋葉台文化体育館の客席には保護者、学校関係者のみご入場頂きました。一般の方々向けにはネット上でのライヴ配信をいたしましたが、こちらは一万件以上(!)のアクセスを頂いたとのこと。流石です。

思えば・・・

昨年の3月から三ヶ月、(オンラインでの授業配信があったとは言え)子どもたちも私もほとんど何もできませんでした。6月からやっと授業を再開し、ようやく部活動もできるようになり、練習も再開することができました。

何のために練習するか?音楽は、演奏者と聞いてくださるお客様方が同じ時間と空間を共有することによって初めて成り立ちます。やむを得ないこととは言え、『無観客』や『録音審査』でコンクールやコンテストを実施するというのは、演奏する子どもたちにとってこれほど悲しいことはありません。まるで『罰を与えられている』ようなものです。

この一年間、子どもたちは生徒会活動、委員会活動、学校行事、部活動といった楽しいことはほとんど取り上げられ、せっかく練習した演技演奏を人様に見て貰う、聴いてもらう機会も失ってしまった。苦しいこと、辛いことしか残らなかったはずです。特に高校生活最後の充実した一年を過ごすはずだった三年生には、あまりにも残酷な現実でした。『何で自分たちだけこんな目に遭わなければいけないんだ?』そう思って当然です。

それでも今年の三年生は、不平・不満・愚痴・言い訳・泣き言といった類の言葉は一切口にしませんでした。顔を上げ、前を見据え、胸を張って下級生を引っ張ってくれました。一二年生は安心して先輩たちの背中を追いかけることができました。

湘南台高校吹奏楽部WSSは、これまでに何度も日本一、グランプリを獲得するなど輝かしい実績を残しております。しかしそれは単なる結果に過ぎません。今年の三年生の演技演奏そしてその練習に取り組む姿、それこそが『日本一』に値するものだと、私は確信します。

ただ、こんなに素晴らしい三年生たちなのに、授業も持てず、実質半年くらいしか関わることができなかった・・・もっといろんな話しがしたかった。もっともっとみんなの演奏を聴きたかった。そして、みんなの笑顔をずっと見ていたかった。そのことだけが心残りです。

アンコール『サザン・オールスターズ・メドレー』も素晴らしい演奏でした。二曲目の「TSUNAMI」を聴きながら、思わず目頭が熱くなったのは…私だけではなかったはずです。

みんな卒業おめでとう。また、会えるといいね。

巡り逢えた瞬間から死ぬまで好きと言って
鏡のような夢の中で
微笑みをくれたのは…誰
好きなのに泣いたのは…何故

思い出はいつの日も…雨

(『TSUNAMI』作詞作曲:桑田佳祐)

 

 
  
 
  
 
=管理人より=
 
丸山先生からご招待を受け、管理人も日本一の湘南台マーチングを拝見・拝聴させて頂きました。

もうね、「かっこいい!」のひと言に尽きます。

詳しい感想などは、後日改めて掲載する予定ですが、 技術・体力はもちろん、何よりも情熱を感じました。

本当にありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。
 


ビル・ゲイツと松下幸之助
 

2021.03.11up
 

本日(3月10日)で学年末テスト終了。湘南台高校の中庭では、ガードの子たちが元気に練習を再開しました。ついでながら、最近(演奏はもちろんですが)ガードの練習を見るのがすごく楽しくなってきました。まだいろいろ制約のある中での活動ではありますが、この仕事をしていて、子供たちの元気な姿を見ることができるほど幸せなことはありません。

テストと言えば、以前の学校の自分が担当する英語のテスト中、質問を受け付けるために、あるクラスへ・・・

生徒「先生、質問。この穴埋め問題の( )の数あってますか?」
丸山「うん? えーっと。We went to the restaurant ( ) ( ) ( ) have dinner. "in order to" が入るから3つでOKじゃん?」
生徒「えっ?」
丸山「えっ? あれっ? オレ今なんか言った(汗)? いや、何もなかったことにしよう。では、さらばじゃ。」

クスクス笑っていたそのクラスの全員が正解だったのは言うまでもない(・・・これは実話です・・・)。

38年の教員生活で、計22クラスの担任をしてきました。
常に心がけていたことは、「生徒にいかに(させられる)勉強をさせないか」です。

教員ってのは、生徒に勉強させようとする人種(・・・悪い言葉ですが・・・)です。テストが終わり、点数が低かった子に「いついつから追試やるから」とか「いついつまでにこの課題を終わらせて提出しなさい。そうしないと赤点だよ。」とか何とか指示を出して、追試やって課題を出して期限までに提出させれば責任を果たしたつもりになっている。

一方、生徒たちはみんな優しくてマジメな子ばかりだから、「追試を受けること」や「課題を終わらせて期限までに提出すること」自体が目標となってしまい、一番大切な学習内容自体はほとんど身についていない。

私はこれを「勉強」とは呼びません。お互い「ノルマ(= norma:ロシア語・・・らしい)」を果たしているだけです。ある意味ではすっごく楽だと思います。ただし、「楽」をした分、後から「ツケ」が回ってくる。そんなくだらないことの繰り返しは、単なる「時間の無駄」です。

学生の時にアメリカの著名な心理学の先生から教わったこと、
「spontaneity(= 自発性、自主性)のない学習は決して身につかない。それはむしろ害であることの方が多い。」

さすがに最近は、テストで点数を取れなかった子を口汚く罵る輩は少なくなった様ですが、追試を強要してまで何で子供たちを比較したがるんでしょう?課題で脅迫してまで何で子供たちに優劣をつけたがるんでしょう?

学校は、成績を出す機関ではありません。子供たちに成長してもらう場所です。私は「試験範囲を終わらせるため」の授業など、一度もしたことがありません。世の中に、テストの点数や学校の成績ほど当てにならないものはない、と私は考えます。

世界で(おそらく)知らない人のいないこの二人が、全く同じことを言ってます。

Don’t compare yourself with anyone in this world… if you do so, you are insulting yourself.
自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ。

(ビル・ゲイツ)

人と比較をして劣っているといっても、決して恥ずることではない。
けれども、去年の自分と今年の自分とを比較して、もしも今年が劣っているとしたら、
それこそ恥ずべきことである。 
  
 (松下幸之助)

 
 


わきまえないことの大切さ

2021.03.06up
 

巷では、「女性がいると会議が長くなる」という発言が問題視されました。これが女性蔑視なんてことは、フツーの国語力があれば誰にでもわかることです。私はむしろ、「わきまえた発言をする」の方にあきれ果てました。

「専門外の輩は余計なことを言うな」という意味でしょう。でも、専門外だからこそ言えることだってあります。大多数の人間が当たり前だと思い込んでいたことが、違う角度から見たら全く的外れだった、ということは数え切れないほどあるはずです。そういう発言を封じ込めて、さっさと会議を終わらせようという発想では、新しいことは何も生まれてきません。

エジソンが電球を発明して、「将来は各家庭に電気を引き込んで、スイッチひとつで明かりがつくようになるだろう」と発言したら、「そんな危険なことができるはずがない」と、当時の世論から袋だたきにあったそうです。

近年であれば、ビル・ゲイツだってスティーヴ・ジョブズだって最初は全く相手にされなかったんじゃないでしょうか。

Innovation distinguishes between a leader and a follower.
(革新こそが先駆者と追随者の違いを生むのだ)

というのは、ジョブズの名言です。

振り返ってみれば、仕事の上で「これはどうしてこうするんだろう?」という疑問に、「毎年そうですから」「去年もそうでしたから」という返事が、私は大嫌いでした。面倒くさいことは無難にさっさと終わらせよう、それじゃ面白いことや楽しいことは絶対に見つけられません。

私の関わった子供たちには「わきまえたちっぽけな人間」になって欲しくない。疑問に思ったことはとことん考えてみる「わきまえない人間」になって欲しい。きっと大切なものを見つけてくれます。長い目で見れば、それがこの国を必ず元気にしてくれます。

 


高校に入れますように…
 
2021.01.20up
 
冬休み、特に新年を迎えると合同練習のために中学校へ行くことが多かったんです。
湘南地区の子供たちが一番楽しみにしていたはずのその「集い」も…とにかく残念です。

だいぶ前になりますが、ある中学校に合同練習のために伺った時のこと…。

階段の踊場に中学生の書いた「新年のお願いごと」が貼ってあったんです。
七夕の短冊くらいの大きさの色とりどりの紙に、
「今年も健康でいられますように」とか、「成績が上がりますように」とか…。

その中の一枚に目を止めた瞬間、私はその場を動けなくなりました。
雷に打たれたようなショックでした。
その短冊は、私に語りかけてきました。

「中学校の子供たちは、こんなに真っ白な心で高校に入学してくる。
 夢と希望で胸を一杯にして入学してくる。
 お前は、その気持ちをきちんと受け止めているか?
 生徒たち一人ひとりを大切にしているか?
 一人ひとりに丁寧に心をこめて接しているか?
 いい加減な仕事をして責任を果たしたつもりになっていないか?
 生徒を他の生徒と比較して優劣をつけていないか?
 この子を体を張って命がけで守れるか?
 この子の未来に責任を持てるのか?

 お前はいったい、この子にものを教える資格があるのか?」

私はその場に正座して号泣しました。
中学校の先生方が驚いて周りに集まってきましたが、
委細構わず声を上げて泣きました。

その短冊には、小さくて可愛らしい、
でもしっかりとした字で、
たった一行、こう書いてあったんです。

「高校に入れますように」

新年を迎えると、必ず思い出して反省しています。
そして、今年はきっといい年になりますように。

 


2020ジャパンカップマーチング15連覇!シニア部門でも初優勝!
 
2021.01.04up
 
 
あけましておめでとうございます。
今年は良い年にしましょう。
と、言うわけで新年早々嬉しい、というか凄い報告です。

年末にマーチングバンドの「ジャパンカップ」というイベントがございまして、わが湘南台高校吹奏楽部は「高校マーチングバンド選手権」で15年連続の優勝!さらに「一般・大学ドラムコー(Drum Corps)選手権」で、大人や大学生を相手にこちらも初優勝!

昨年3月以来、思うように練習もできず、一番大切な「発表の場」にもなかなか恵まれなかった子供たちでしたが、一年の締めくくりに最高の結果をつかみ取ってくれました。特に3年生は大げさでなく「歴史に名を刻んだ」メンバーとなりました。

☆2020 Japan Cup☆
【主催】一般社団法人ジャパンカップM・B組織委員会
【後援】東京都、日本私立中学高等学校連合会・東京私立中学高等学校協会、産経新聞
【会場】武蔵野の森 総合スポーツプラザ
    12月18日(金)全国高等学校マーチングバンド選手権大会 優勝(15年連続)
    12月19日(土)全国シニアマーチングバンドドラムコー選手権大会 優勝(初)

本年もWhite Shooting Starsをよろしくお願いいたします。
 

=管理人より=
 
まじでスゴイっすね。
落ち着いたら、是非一度訪問させて下さい(^^)/
 


褒めてやらねば、人は動かじ
 
2020.12.06up
 
吹奏楽部だけでも、コンクールは無くなるわ、アンサンブルは録音審査になるわ、(県大会は無観客だそうで…可哀想に…) 「集い」も中止…。

そんな中でひとすじの光明。
時期は遅くなったものの、二年生は何とか修学旅行に行けることとなりました。

思えば…2年生の担任として何度めだったか…の沖縄修学旅行。

到着した初日、那覇市内のホテルということで、夜間外出を許可しました。
大抵の子供たちは、ちょっと外に出て、コンビニに行って、お菓子とジュースを買っただけですぐに戻ってくる。

…わざわざ那覇まで来たのに、コンビニ行って何が楽しいんだよ…(ため息)。

ところが、門限の21時が近づいても、我がクラスだけただの一人も戻ってこない!…おいおい、何かあったのかっ?

21時ぴったりに携帯に着信、
「先生すみません。国際通りからの帰りに道間違えちゃって、もうすぐ着きます?」
「国際通り?そんな遠く(ホテルから数キロ)まで行ったのか?」
「だって先生が、国際通りは夜が楽しいんだよ、って言ってたから…。」
「わーったわーった。とにかく気を付けて戻ってこい。」

結局門限に10分遅刻した子供たち、生活指導の先生にお灸を据えられてしょんぼり。

私の顔を見て…
「ごめんなさい。先生まで心配させちゃって…(泣)。」

なんだかんだあっても、やっぱり私の子供たちは素直で優しい…。

「そんなことはいい…。
 遅刻は確かに良くないが、お前たちは時間をフルに使って那覇の街を冒険してきた。
 夜の国際通りを経験できたのはお前たちだけだ。
 俺はむしろそっちを買う。
 それでいい。
 それでこそ…俺のクラスだ。」

子供たちは一斉に顔を輝かせて、ニコニコしながら那覇の夜の冒険談を聞かせてくれました…いい笑顔でした。

「やってみせ、言ってきかせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。」(山本五十六)

座右の銘(ざゆうのめい:身近に置いて日常のいましめとする格言)のひとつです。


〜おまけ〜 ある会社の入社試験の面接にて・・・

面接官「貴方の『座右の銘』は何ですか?」
受験生「はい!両方とも1.5です!」
面接官「・・・・・・・・・・。」

それは『左右の眼』だろーっ!

(これは実話です。お後がよろしいようで・・・。)

 


心を見て、結果は見ない
 
2020.11.17up
 
 吹奏楽部と直接関係は無いのですが・・・学校生活の様子を私なりにちょっぴり紹介しておきます。

 湘南台高校に赴任して8ヶ月。・・・と言っても3月から数ヶ月はほとんど授業もできず。初めての授業が6月でしたが、その時の子供たちの率直な印象・・・「みんなマジメで大人しいなぁー。」

 今だから言えますが・・・、
 何せ、3年生の選択授業で10数人の生徒を連れて授業中に学校を抜け出して買い物に行ったり(・・・時効です・・・)、英語の時間にクラス全員でグラウンドに出てドッジボールやったり(・・・これも時効です・・・)、雪の積もった日に「教室待機」の指示を無視してクラス全員で雪合戦したり(・・・これ、最近です・・・)、その他数知れずの悪行を繰り返して参りました不良教員といたしましては、「もうちょっとハメを外してもいいのになぁー」と思うところ多々あり。

 二年生の選択授業が木曜日の午後、5・6時間目(2時間続き)にあるんですね。
「オレなんかのつまんない授業を50分×2も・・・申し訳ないなぁー。」
 それでもみんな一生懸命聴いてくれるんです。でも、やっぱり100分は長い。

 5時間目の授業を終え、10分休みを挟んで再び教室に行くと、何人かの子が机に突っ伏してぐったりしている。
『起きろっ!』なんて言うのは簡単なことです。教員じゃなくても誰だって言えることです。でも、それじゃ可哀想だ。

 内緒ですが、私はいつも教室にひと口サイズのチョコレートを持って行く。
「くたびれてんなぁー。ちょっと甘いモンでも食べて元気出せよっ!」って言いながら寝ている子たちに配るんです。「寝てたのにチョコ貰っちゃった。こりゃもう寝れねー・・・。」と思うのがフツーの人間の感覚でしょう?かくて6時間目の授業もみんな一生懸命聴いてくれる、と言うワケです。

 次の週、いつものように5時間目を終え、10分休みを挟んで再び教室へ・・・ところが、大半の子たちが寝ちゃってる。おいおい、みんなそんなに疲れてんのかよ?

 ふと見ると、それでもしっかり起きて準備している何人かのマジメな子たちの眼が・・・笑ってる・・・なるほど、そういうコトか!

「コラァーッ!(チョコ貰えるからって、寝ている)フリをすなっ!フリをーっ!」・・・(爆笑)。

 一斉に顔を上げた子たちがニコニコ笑ってる。

「お前たち・・・そんなにチョコ欲しいのか(笑)?」

 一斉に力強く頷かれてしまうと打つ手がない。

「しゃーねーなー、わーったわーった今日はみんなにあげるよ。今日だけだぞ・・・(笑)。」

 マジメでおとなしい子たちだけど・・・素質はあると見た。しめしめ、いずれガソリンぶん撒いて火を点けてみよーっと。みんな、楽しみにしていたまえ。フッフッフッ・・・。


自分の価値観を人に押しつけない。
ひとつの失敗で全てを否定しない。
長所を見て短所は見ない。
心を見て結果は見ない。
(吉田松陰)


 これからもなるべく楽しい授業にするから、みんなよろしくね・・・ただし・・・、

 ・・・ったく、小遣いがいくらあっても足りゃしねぇーや!・・・(苦笑)。

 


この子たち・・・何てきれいな眼をしているんだろう!
 
2020.11.10up
 

 神奈川県立湘南台高等学校吹奏楽部“White Shooting Stars”の練習を初めて見たときの率直な印象です。

 丸山です。ご無沙汰しておりました。

 令和2年3月31日に定年退職いたしましたが、湘南台高校に再任用となり、吹奏楽部顧問をお引き受けしております。コンサートバンドの指導は20年以上になりますが、マーチングバンドに関しては素人。しかも今年は3月から「学校閉鎖」状態で、初めての授業が6月8日。「どんな練習をするのか早く見てみたいなぁー」と思いながら「その日」を待っておりました。

 そして、練習が始まりました・・・想像をはるかに超える素晴らしいものでした。練習方法や指導体制は確立されていて、演奏の指導や振り付けなども、専門のインストラクターや卒業生が全て引き受けてくれます。顧問の仕事はそれを「見守る」ことと、子供たちの万が一のけがや体調不良への対応です。以下、「・・・らしい」の連発になりますが、実質まだ5ヶ月しか付き合っておりませんのでお許しください。

 部員数は150人ほど(・・・らしい)。もちろん全員揃っているところを見ていますが、数えるのは無理。 
 子供たちは、ほぼ県内全域(一部県外)から通学しています。
 楽器は全て揃っているので、マーチング専用の楽器を購入する必要はありません。
 「お金がかかるのかなー?」と思っていましたが、楽器を買わないことを考えれば、それほどではありません。
 校内にスペースがないので、土日休日は近隣の大きな体育館や校外の広場で全体練習をします。
 学習や学校行事より部活動を優先することはありません(私の方針とぴったり一致です)。
 木管楽器は使いませんが、中学校では木管だった子も大勢います。
 中学校で運動部だった、という子も大勢います。
 楽器は全く初心者、という子も大勢います。

 ふつうに座っていてさえ演奏するのが難しい曲(・・・それくらいは聴いててわかります・・・)を、テューバやバスドラムを背負ったまま歩きながら(・・・時に走りながら・・・)吹いたり叩いたりするわけですから、並の体力ではありません。さらに曲の中の同じ場面を、10回でも20回でも納得いくまで反復練習します。それでも辛そうな顔をしている子は一人もいない。自分がしていること、挑んでいることの価値を知っている。夢や目標を明確に持っている。人の言葉を素直に受け入れる透き通った心を持っている。そして、全てに自分から取り組んでいく積極性を持っている。だから、あんなにきれいな眼をしているんです。

 私の教員生活最後の職場になるでしょう。でも、あんなに素敵な子供たちがいつもそばにいてくれる。

 私は・・・いい「死に場所」を頂きました。


☆付録その1 最近必死に勉強しているマーチングバンドの用語集☆

Drum Major(ドラムメジャー)=指揮者。練習ではインストラクターが合図を出すこともあるが、演技では全て生徒が担当する。

Sub Drum Major(サブドラムメジャー)=副指揮者。とりあえずメンバーみんなあっちゃこっちゃ向くワケなので、ドラムメジャーの反対側にいてサポートする(・・・らしい)。

MM(マーチングマニューバリング:Marching Maneuvering)=隊列行動の練習を言う(・・・らしい)。

Drill(ドリル)=繰り返し練習すること(・・・らしい)。ステージドリル、フロア(体育館)ドリル、フィールド(屋外)ドリルがある(・・・らしい)。パレードする場合は使わないコトバ(・・・らしい)。

Upper Brass(アッパーブラス)=高音域のコルネット、トランペット、メロフォン(ホルンの音域を担当)を指す(・・・らしい)。

Low Brass(ロウブラス)=中低音域のユーフォニウム、バリトン、テューバを指す(・・・らしい)。

Battery(バッテリー)=ドリルに参加する打楽器。スネアドラム、マルチドラム、バスドラムなどを肩から下げて動き回りながら正確なリズムを刻む。「電源」という名の通り、正にバンドの心臓(・・・はっきり言って、めちゃめちゃカッコいい)。

Guard(ガードまたはカラーガード)=フラッグ、ライフル、セーバーなどの道具を使って演技する(・・・らしい)。

Pit(ピットまたはフロントピット)=ティンパニ、シロフォン、ヴァイブラフォン、マリンバ、バスドラム、シンバルなど、固定された打楽器陣。これだけはコンサートバンドと同じ(・・・だと思う)。


☆付録その2☆

 練習前のミーティングで、

 「オレは・・・いい死に場所をもらったよ(・・・ちょっとカッコつけすぎ・・・汗)」

って言ったら、数人の生徒が走り寄ってきて、

 S「先生。死んじゃうんですか?」
 M「そーじゃねーよっ!オレなりの覚悟を言葉にしただけだよっ!このトシでもまだ、頭より悪いとこねーから安心してくれよっ!」
 S「あー良かった・・・。」

 ・・・ったく、何て素直で優しい奴ら・・・(泣)。

 さらに詳しくは、こちらをご覧ください(・・・と言うより、新米顧問よりこちらの方がよほど「当て」になりますね・・・涙)。

 湘南台高校吹奏楽部WSS公式HP  https://wss1998.com/

 

=管理人より=
 
再任用先が湘南台高校で、しかも吹奏楽部[White Shooting Stars]に関わることになるとは、丸山先生もツイていますネ。

かつて湘南台高校を取材させてもらったことを鮮明に覚えています。
ありゃ、マジ凄かった!

またお伺い出来る日を心待ちにしていますね。

元気でやって下さい!