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只今、準備中  2003年5月3日(土)、茅ヶ崎伝統の祭りの一つである『大岡越前祭』に於いて、北陵高校ウィンドアンサンブル(以下HWE)がschool big bandを結成し、定演後、初の演奏会を茅ヶ崎駅北口ペデストリアンデッキにて行いました。

 当日はまさしく“五月晴れ”(というより、クソ暑い)で、屋外演奏に相応しい天気となりました。

 「部活.ネット」は、リハーサルからお邪魔して、撮影ならびに、新年度部長である松本悟くん(2年・トランペット)と顧問の丸山先生へのインタビューを敢行してまいりました。

 HWEでは、例年、春休みに行われる定期演奏会が終わると、世代交代で新しい部長が決定され、3年生は夏のコンクールに出るかどうかの自主判断を任されるそうです。

 今年は半数ほどが残るようですが、今回の演奏会は2年生中心に行われました。

 また、新入部員も37名を数え、相変わらずの大所帯。他の高校から見れば羨ましい限りですが、それをまとめてゆく先生・部長は大変ですね。



 さて、今回の演奏ですが、ジャズをメインに久方振りの(勿論、現役生にとっては初の)ストリートライブで、ソロも数多くあり、定演とはまた違った味わいとなっていました。

 HWEは昨年まで『サマーナイトジャズ』を8月に開催してきた実績もあり(今年は11月22日に寒川町町民センターで実施予定)、通行中の人たちも足を止めて聴き入っていました。

 屋外での演奏は技術とともに「勇気」を求められますが、部員たちは堂々の演奏で応えていました。

 立派!

 今後とも「部活.ネット」は出来る限りHWEの活動をお伝えする予定です。


 部員の皆さん、お疲れ様。そして、夏のコンクールに向けて、さらに頑張って下さい。
夏のような暑さの中、懸命の演奏


お客さんがうしろにいる....!


   

★☆★☆新部長・松本 悟くんへのインタビュー★☆★☆
 新部長の松本くんにインタビューしました。しっかりした受け答えで、「さすが部長さん!」という感じです。インタビュアーは「部活.ネット」編集委員(写真下)と特派員のまゆちゃん(写真上)です。

Q. 初めての野外演奏はいかがでしたか?
A. 室内と違って、音が広がってしまうので、自分の音量を調節するのに気を使って演奏しました。いい経験になったと思います。

Q. 今日の皆の出来はどうだったでしょう?
A. 練習の成果が発揮できて、よい演奏だったと思います。

Q, 部長の役割とは何でしょう?
A, 演奏会の予定を立てたり、事務的なことを、影で目立たずにやっています。

Q. 部長はどのように決めるのですか?
A. みんなで話し合って決めます(ここのところが茅ケ崎と違いますね)

Q. 今回はほぼ全部員がソロを吹いていましたが、普段もあんな感じですか?
A, 毎年恒例のサマージャズナイトにむけて、ジャズの曲を練習しておく必要があったので、今回はそうなりました。普段はクラシックも、ポップスも少しやります。

Q, そのサマージャズナイトを今年はやらないということですが。
A, 会場の都合で今回はサマーナイトジャズを中止しましたが、秋に寒川世界食料展というイベントで演奏します。そこに時期と場所がずれただけだと受けとめています。

Q, 夏のコンクールへ向けての意気込みは。
A, 去年はA編成が地区、B編成が県で金賞を取りました。今年はそれを上回れるようにしたいですね。

Q. 吹奏楽の醍醐味って何でしょうね?
A. 練習でうまく演奏できないので大変ですが、本番終了後の達成感はたまらないものがあります。

Q. 顧問の丸山先生は、ひと言で言うと、どんな先生ですか?
A. 全てに関して“熱い”!自分の考えを持っていて素晴らしい
尊敬できる先生だと思います。
(ヨイショしている様子でもなかったので、きっと彼の本心でしょう!)









★☆★☆顧問・丸山 透先生へのインタビュー★☆★☆



 続いて、顧問の丸山先生にもインタビューさせてもらいました。既に何度目かのインタビューとなりますが、常に“熱い”です。ウィンドアンサンブルの活火山とでも言いましょうか....。
(お読み頂ければわかると思いますが)

Q. 初の野外演奏はいかがでしたか?

A. ホールより難しいですね。こういう場所では、通りかかった人にいかに足を止めて聴いてもらえるかが重要になりますから。下手な演奏だと素通りされてしまうわけです。今回は、足を止めて聴いてもらえるように馴染みのある曲を選んだつもりです。

Q, 演奏会にOBの方を混ぜないのはどうしてですか?他の高校ではたいてい入ってますが。
A. 自分が顧問になる前は入っていた。定演にもだいたい10人くらいは出ていたようですが、「北陵高校」と名がつくからには現役の音を聴いてもらいたいですね。
  毎日毎日練習している現役にはやはりOBはかなわないから、自然と、OBが入ってこなくなりました。自分の腕に自信のあるOBが自分からアプローチして声をかけてくることもあるが、大抵は距離を置いて見守るという、いいスタンスになっています。

Q, 新1年生が37名入部しました。どうして毎年これだけ多く部員が集まるのでしょう?
A. わからない!(キッパリ)
  けど、とにかく多いです。幸せなことだと思います。


Q. 合計107人という大所帯になりますが、どのようにまとめるのですか。

A, やつらが勝手にまとまってるだけです。集団心理が自然と働くのでしょう。うちの部活は敬語禁止だが、それは1,2歳年上だからって敬語を使ってもしかたないし、そのほうが楽だからです。
  ただし、教員や演奏会の運営者など、目上の人にはきちんと敬語を使わせています。先程も、自分にタメ口をきいてきた新1年をどなった。その辺のメリハリがよいのではないでしょうか。

Q. 部長が「熱い人」と言っていましたが、その熱さの秘密は。

A. 自分は、吹奏楽の経験は全然ないんです。ピアノ、フルート、クラリネット、サックス、ファゴットなど、引越しのたんびに楽器を奥にしまってしまい、そのたびに次にのりかえていました。
  昔は、「吹奏楽専門じゃないのによくやる」と言われていました。今は、「吹奏楽やってたんでしょう?」と言われるようになった。そう言われるくらいのめりこんでやらないと
  たとえば今日のような演奏の依頼がきた場合、顧問の自分が嫌な顔をしたら生徒はついてこない。面倒くさいのを押し隠して、楽しそうに「やるぞーっ」というと生徒はあわててついてくる。
  もちろん、心から楽しいと思うことがたくさんあるからこの仕事をやっているわけですが。

Q. 夏のコンクールに向けての意気込みをお聞かせ下さい。

A. A編成(50名以下)、B編成(35名以下)の2チームを両方とも県大会へさせる!(キッパリ)
  コンクールに出場できない生徒たちもいますが、彼らはたぶん野球の応援に行くでしょう。応援に行って、力をつけてもらいたいです。

Q. 新部長の松本くんへ一言お願いします。

A. まだまだだねぇ〜。今後に期待しているぞ!
  まあ、例年、役を決めた時は、どの生徒も頼りなくて、大丈夫かと心配になるんですが、最後にはしっかりしてきて、頼もしくなってくれますから、何とかしてくれるでしょう。
HWE 今後の主な活動予定
◇第4回湘南吹奏楽コンクール
 A部門:7月24日(木)
 B部門:7月25日(金)
 於・茅ヶ崎市民文化会館大ホール
◇第52回神奈川県吹奏楽コンクール
 B部門:8月9日(土)
 於・横須賀芸術劇場
 A部門:8月11日(月)
 於・神奈川県民ホール
◇第4回湘南アンサンブルコンテスト
 11月9日(日)
 於・茅ヶ崎市民文化会館大ホール
◇チャリティー“ジャズ”コンサート
 11月22日(土)
 於・寒川町民ホール
◇第27回神奈川県アンサンブルコンテスト
 12月21日(日)
 於・ハーモニーホール座間
◇第25回湘南吹奏楽の集い
 1月11日(日)
 於・茅ヶ崎市民文化会館大ホール
◇第24回定期演奏会
 3月28日(日)
 於・茅ヶ崎市民文化会館大ホール

<注>詳細につきましては、HWEにお問合せ下さい。

 部員の皆さん、今後とも楽しくしっかりとした演奏で、また、私たちを楽しませて下さい。期待していますね!

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