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途中で辞める子がいない。それが誇りです。 |
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顧問:後藤昌英先生 |
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昨年、新人戦の茅ヶ崎高校の試合(湘南地区準決勝。対北陵戦)を観戦して以来、ずっと気になっていたことがあった。 それは団旗に記された『邁進友誼』という四文字のことである。 普通、四字熟語と称されるものは (1)最初の二文字とあとの二文字が同じような意味 例:悪口雑言、美辞麗句 |
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(2)最初の二文字とあとの二文字が対比関係 例:弱肉強食、三寒四温 (3)最初の二文字が主語、あとの二文字が述語の関係 例:意気消沈、百花繚乱 (4)一文字ずつが独立した関係 例:起承転結、喜怒哀楽 といった具合(勿論、その他の関係になる四字熟語も存在します)になりそうなものであるが、少なくとも私はこの『邁進友誼』という言葉に見覚えがなく、国語辞典・漢和辞典は言うに及ばず、インターネットの四字熟語のサイトも回ってみたが.....ないのである。 そこで、後藤先生には、この『邁進友誼』の意味を絶対に聞かねば、と思っていた。 後藤先生はアッサリ「いやぁ、こんな四字熟語はないんですけどね」 が〜ん.....。そ、そうだっんですか....。 「前を向く、前へ出る、そして友だちを大切に、という願いから、父母会に頂いた旗なんですよ。」 「誼」という字は「よしみ」とも読む。インターネットで検索できる辞書によると (1)親しい間柄。親しい交わり。 「―を通ずる」 (2)親しい間柄から生じる情や好意。親しみ。 「友人の―で協力する」「昔の―」「同郷の―」 だそうだ。これが茅ヶ崎高校女子バスケット部のチーム精神を表している。 顧問の後藤昌英先生は現在39歳。鶴嶺高校卒業後、母校の女子部のコーチを経て、藤沢工業(現在の藤沢工科)で7年、そして茅ヶ崎高校に赴任して丸8年。体育の先生ではなく、数学の先生だったりする。 部の運営方針は?という問いには 「特別なことをしない。とにかく子供たちと一緒に時間を過ごし、部活以外でも気を遣え、勉強も頑張れ、ということは伝えています。」 ひじょうにシンプルである。特別なことをしない、という中には“リクルーティングもしない”が含まれている。その理由は、スカウトしてきた子と、そうでない子の間に様々なギャップが 生まれるから、とのこと。 最後に中学生へのメッセージをお願いした。 「やりたいことを持って、それに励んで欲しいと思います。茅ヶ崎高校でバスケットをやりたいという子は、初心者でも歓迎しますよ。」 実際に中学時代にバスケットをやっていない子が入部することは稀(それでも過去には何人かいたそうである)であるが、入った子が途中で退部しない、ということと、OGがよく練習に参加してくれることが、茅高女子バスケット部の特徴である。 (実際、取材にお訪ねした日も数名のOGが参加していた) 学期末のお忙しい中、ご協力ありがとうございました。 |
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そして今日も元気です! |
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2年生8名、1年生5名の計13名。部員のノリは素晴らしい。練習開始前に、集合写真を撮らせてもらったのだが、キャプテンが「みんな、集まって!」とひと声掛けると、即時集合。いやいや、実に気持ちがいい。 この集散の速さが新人戦県大会ベスト16へと導いたのだろうか?(んなわけねぇか) 茅ヶ崎高校には定時制もあるため、体育館を使える時間が限られている。少ない時間を有効に使うよう、キャプテンをはじめ、選手たちも練習メニューを考えるのだそうだ。 夏合宿は静岡で3泊4日(どうやら周囲には娯楽施設が全くないらしい)。昨年は藤沢西高校との合同であった。また、OGが進学した松蔭大学(厚木にあります)への遠征もしばしばとのこと。 現在は密かに(?)ゾーンディフェンスの練習を重ねているとか....。 |
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キャプテンにインタビュー |
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キャプテンは茅ヶ崎一中出身の高林優さん(2年)。挨拶がとてもしっかりしていて、好感の持てる女の子です。 茅高では代々、先生と引退する3年生との話し合いでキャプテンが決まるそうだが、彼女は「人間的にしっかりしていて、気を遣える。朝練も休まず必ず来る。長距離走などは学校で一番。とても頑張れる子」ということで、部員からの信頼も厚いことから、問題なく選出されたとのこと。 Q:今年の茅高女子バスケット部の特徴はどういったところになりますか? A:センター中心にゴールに近いところで戦う、というのが伝統です。後藤先生もセンターだったので、いろいろなテクニックを教えてくれます。それは目の前でやってくれるので、本当に役立ちますね。 Q:ディフェンス面ではどうですか? A:マンツーマンが主体になりますが、相手によっては戦術的にゾーンディフェンスも出来るよう、皆で守る意識を高めているところです。 Q:キャプテンとして辛いことはありますか? A:そうですねぇ....。練習メニューを立てることくらいでしょうか。でも、それも、基本的なものを少しずつ変えてみたり、皆が一緒になって考えてくれるので、辛いというほどのものではありません。 Q:いよいよインターハイ予選も近づいてきましたが、目標はどのあたりに設定していますか? A:県でベスト8です。新人戦はベスト16で、接戦だったんですよぉ。フリースローがちょっと入らずに負けてしまったんですが、先生にも「いい試合だった」と誉めてもらえたのが嬉しかったです。今度はフリースローも入れられるようにしたいです。 Q:部員の皆に伝えたいことはある? A:「助けてくれてありがとう」と言いたいです。 (部員の皆さん、読んで涙すべし!) 実は、彼女はスターティングメンバーではない。しかし、バスケットボールへの愛情、茅高バスケット部への愛着、他の部員からの信頼感といった、キャプテンとして不可欠な要素は全て持っている。 取材が終わって、我々が体育館をあとにする際、彼女がドアを開けて飛び出してきた。 「どうもありがとうございました!」 ちょっとシャイなんだけど、しっかり挨拶ができて、気を遣える子。後藤先生、彼女をキャプテンに選んで間違いなかったようですよ。 なんだか、心温まる取材でした。こちらこそ、ありがとう。これからの茅高バスケット部と彼女の健闘を祈りたいと思います。目標の県ベスト8目指して頑張って下さい。 |
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左)ボールを2つ持ってドリブル。これって、きっと難しいよね? 中)ジャンプシュート。しかも3ポイントだ! 右)練習を見守る後藤先生。インタビューの時と目つきが違いますね | |||||||
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男子部:「一期一会」 部員も指導者も人との出会いを大切に! |
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顧問:杉山嘉俊先生 |
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![]() 静かに、しかし熱を帯びた言葉が飛び出す“ゴルゴ”杉山先生 |
男子部顧問の杉山嘉俊(よしとし)先生は58歳。それを聞いて「マジっすか?」と言いたくなるほどお若い。 私(管理人)は北陵バスケ部の取材で、北陵−寒川戦を観戦しながら「この監督は何て静かなのだろう...」と感じていた。それは、これまでにお会いさせてもらった鶴嶺・須藤先生や北陵・岡崎先生とは対極にあるかのようであった。 「先生はなぜそれほどゲーム中に冷静でいられるのですか?」 訊かずにはいられない質問をしてみた。 |
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「よく先輩の指導者からも、もっとアクションを起こせば?などと言われることもあるのですが、ゲームの流れを読んだり、子供たちが普段やっていることを出せているか、といったことをチェックしていますね。けして、ずっと冷静な気持ちでいられるわけではないですが、感情をあまり表に出すと選手たちに影響を与えますから。特に弱気は見せないようにしていますね。」 とのことです。なるほど、様々なタイプの指導者がいてこそ面白いというものですね。 杉山先生は鎌倉学園中学の3年生になってからバスケットを始め、高等部でキャプテンに。自らトレーニングメニューを考え、県でベスト4に入るまでになった。その後、体育の先生になるため、というよりは「バスケットがやりたい一心で」日体大へ進学。その際に合宿所に入って、人間性を身につけたことが人生の転機になったそうだ。 先輩方や様々な指導者の人たちと巡りあい、そこで自己流ではないバスケットを身につけ、教員となった。 かつては横浜の旭高校をインターハイ・関東大会へ各3回、藤沢西高校をインターハイ1回・関東大会へ3回導いた実績は寒川高校の部員から見れば実に頼もしいことであろう。 実際、4年前に杉山先生が赴任されて以来、湘南地区各中学のバスケット部顧問の先生たちから、生徒を寒川高校に預けようという動きも活発化してきた。これは部活動がその高校の特色を形成してゆく、という典型的プロセスで、現2年生を中心としたメンバーが湘南地区新人戦で優勝したことは、それに拍車をかけることとなろう。 (現キャプテンの宮本くんらも、杉山先生と中学の顧問の先生との信頼関係で寒川高校に入学した) 新人戦県大会ではベスト16。目標のベスト8には一歩届かなかったが、2〜3月に徹底して基礎体力を鍛え上げ、何とか達成したいとのことです。 (実際、練習メニューはボールを持たないものが圧倒的に多かった) 私はこのようなインタビューチャンスは滅多にないと思って、杉山先生にいろいろと質問させてもらった。 (1)どういうプロセスを経て、高校のバスケット部というのは強くなるものでしょうか? 杉山先生談: まず指導者の情熱ですね。あと、私の場合は「技術的に上達するには、まず学校生活をきちんと送る」「人に対する気遣いをする」ということをよく言います。だから、学校行事には積極的に参加しろ、と。現在の部員たちも多くは何らかの委員会に属していて、放課後に委員会があったりすると、練習に遅れたりしますが、それは仕方のないことです。 バスケットそのものに関しては、基本的な練習メニューは昔からほとんど変わっていませんね。実は、旭高校で教えていた時代に、工事で体育館での練習ができなかったことがあったんですね。その時にいろいろと工夫をして練習した結果、横浜市で優勝、県で2位になったことがありまして、基礎を多く取り入れて、シンプルなバスケットに徹することで強くなれるのかと考えました。 勿論、指導者によって様々でしょうが、試合になれば、相手の弱点を突いて冷静にゲームを運ぶことも大切です。自分たちよりも強いと思われる相手に勝つ面白みがわかってくると、必然的にチームとして強くなると思います。 (2)バスケットを教える魅力・醍醐味とは何でしょうか? 杉山先生談: 少しカッコよく言うと、バスケットボールを通じて『人を作る面白み』ということですかね。自分自身もたくさんの指導者と巡りあって、いろいろなことを勉強させてもらったので、部員にも他の指導者にも、たくさんの人と出会って、人間を磨いて欲しいと思います。 『一期一会』というと、またカッコいいかもしれませんが、切磋琢磨する仲間や素晴らしい指導者との出会いやそこで得る経験は何ものにも代え難いですから。 (3)ベンチ入りメンバーを決める時のポイントは何ですか? 杉山先生談: それはその時々によって変わるとは思いますが、基本的には試合で活躍できる力ですね。同じくらいの力の子がいれば、その他のメンバーの中に次年度の柱になるような選手が多いか少ないかで、上級生を入れるか下級生を入れるかを決めることになります。 ただ、前提として、日頃から「勝つために努力しなさい」ということは必ず言いますね。メンバーに入れた入れないで、部員間がギクシャクしてはいけませんし。また、ベンチに入れたメンバーも、入れなかったメンバーに対する感謝を忘れてはいけないと、よく言います。彼らがいるから練習もできるわけですよ。 (4)現状の湘南地区は群雄割拠状態かと思われますが、先生の目から見るといかがですか? 杉山先生談: そうですね。うちを含め、藤沢工科・北陵・湘南工科などはかなり競っていますね。以前のように湘南工科が突出しなくなったというのは、いい選手がばらけているということになりますね。 実は、平成7年までは、県のベスト4には常に湘南地区の学校が2つは入ってくるという状況だっんですが、それ以降、ちょっと苦戦していますね。また、公立高校がなかなか上位に行けなくなってきました。まあ、これは時代時代で公立が強いこともあるのですが。 (ちなみに新人戦県大会ベスト4のうち、公立は秦野高校だけ) (5)先生の寒川高校バスケット部に対する想いはどのようなものでしょうか? 杉山先生談: 私もあと2年で定年ですから、何とかその2年のうちに、この子達を関東大会には連れて行きたいですね。インターハイ(神奈川県の上位2チームが出られる)は少し難しいかもしれませんが、関東大会なら何とかできるのでは、と思っています。 長々と申し訳ありませんでした。そして、ご丁寧にお答え頂き、ありがとうございました。杉山先生の静かなる情熱が十分に伝わるお話でした。今後の寒川高校バスケット部の活躍を楽しみにしています。 (本当は、生徒たちから「ゴルゴ」と呼ばれているのをご存じですか?とお聞きしたかったのですが、お話を伺っている間にその理由がわかりました。たぶん...) |
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練習はとにかく基礎の反復が大半。大会が目前でないこの時期にどれだけ鍛えられるかが、春以降の結果に繋がる。 | |||||||
辛い走りこみ。でも、勝利のために! |
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男子部キャプテンにインタビュー |
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強豪・寒川高校男子バスケット部員16名を率いるのは2年生・宮本和幸くん。ポジションはポイントガード。 Q: なぜ寒川高校へ? A:中学時代の先生から薦められて。僕を含めて4人、同じ中学(旭丘中学)から来ています。寒高にはいい先生がいると聞いて、皆で行こうということになりました。 Q:キャプテンという立場上辛いことはありますか? A:楽しく練習するためにも、皆をまとめていかなければならないことです。自分を抑えることもしないといけないですし。 |
![]() 爽やかなキャプテン・宮本くん |
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Q:逆に達成感を得られるのはどんな時? A:やっぱり試合勝った時ですね。走りこみの練習は辛いものがありますが、勝つことで、報われるというか。 Q:チームとしての目標と個人としての目標を聞かせて下さい。 A:今はディフェンスを強化して、速攻を出せるチームにしたいです。ハイスコアのゲームがうちのペースだと思いますし。そのためには、自分がシュートを打ちやすいパスを出したいです。 Q:最後に、中学生に向けて何かアピールがあればどうぞ。 A:寒高バスケ部は明るいチームで、しかも「勝てる」チームです。バスケット好きな中学生は、是非来て下さい。 練習中ありがとうございました。キャプテンとしてチームをまとめるのは大変でしょうが、是非「アシスト王」目指して頑張って下さい。 |
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女子部:目標は『公式戦1勝!』 一緒に頑張りませんか? |
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顧問:五十嵐多賀子先生 |
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湘南地区を制した男子部とは対照的に、女子部はハッキリ言うと「弱小」である。(ゴメンナサイ!) 部員はわずか6名(1・2年生各3名)。この人数では「5対5」といったチームでのフォーメーションプレーが練習できない。誰かが練習を休むと「3対3」すらできないわけで、これは相当辛い。 そのことについて、昨年から赴任された五十嵐先生に思い切ってお尋ねしてみた。 |
![]() 「杉山先生がいる間にいろいろ吸収したい」と意欲を見せる五十嵐先生 |
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「独身時代はともかく、結婚してからは、正直言って部活に全エネルギーを注ぐことができませんでしたね。実際、前任校では、顧問とは名ばかりで、ほとんど指導していませんでしたし。でも、寒川高校に来て、杉山先生とお会いしてから、『人材を集めろ!まず人だよ』と言われ、出来る範囲でのことはやろうと思うようになりました。部員が6名では、さすがにバスケットをやるのも難しいですしね。」 現在では、近隣の各中学に手紙を送り、男子だけでなく女子も指導できる体制にあることを伝えるよう努力されている。 五十嵐先生は、東京学芸大時代に、関東学生の1部リーグで活躍され、教員になってからも、最初の赴任校であった追浜高校を地区2位にまで導いた実績もある。技術的なことや精神的なことについての指導に問題はあるまい。 また、寒川高校では、以前取材させてもらった吹奏楽部が、部員6名という冬の時代を乗り越えて、現在では部員数が30名以上になったという前例がある。これから盛り上げることは、けして不可能ではないのだ。 今後の女子部の運営について、五十嵐先生に語って頂いた。 「とにかく、杉山先生に出会えてラッキーという感じです。先生がいらっしゃる間に、いろいろなノウハウを吸収して、寒川高校では女子バスケの指導もできる、ということを広報したいですね。チームワークをよくして戦ってけば、間違いなく伸びてゆくと思います。今年は新入生にも何人かバスケットをやりたいと言っている子がいますから、期待しています。」 以前は県内でもトップレベルにあった寒川女子バスケ。顧問の先生が一定期間を過ぎると転任するという公立高校の悲哀であるが、空白期間を越えて、リスタートの時が来た。「部活.ネット」でも、その船出を見守りたい。 |
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新入生の皆さん、是非女子バスケット部へ! |
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女子部キャプテンにインタビュー |
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![]() 公式戦で1勝を挙げる、というのが最大の目標と言う佐々木キャプテン |
女子部キャプテンは2年生の佐々木実果さん。中島中学時代から、寒川高校でバスケットをやることを決意していたそうだ。 Q:部員が6人というのは、バスケットをやるにはいかにも厳しいという感じがするけど、実際にキャプテンとして、どう考えていますか? A:厳しいですね。風邪などで誰かが練習に出られないと、練習そのものが成立しなかったりしますから。 Q:バスケットをやるのに少なくとも5人が必要だけど、試合でトラブルが起こったりしたことはありますか? |
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A:ファールが恐いですね。実際に、試合で5ファウルで退場者が出たことがあって、交替メンバーがいなくなったこともあります。 Q:それはキツイね。他に何か心配な点はあるかな? A:自分が病気などで練習を休まなければならない時は、却って心配になります。家にいても、何だか練習のことが気になってしまって。 Q:今後、女子バスケ部をどうしてゆきたいですか? A:とにかく、これまで公式戦で一度も勝ったことがないので、公式戦で1勝挙げるために頑張りたいです。あと、新入生に入部してもらえるように勧誘もしっかりやりたいですね。 どうもありがとうございました。辛いこともあるだけろうけど、是非頑張って下さいね。応援しています。 |
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1月10日から始まった神奈川県バスケットボール新人戦県大会は、18日、男子・桐蔭学園、女子・富岡が優勝して閉幕した。 桐蔭は初優勝、富岡は4年連続13回目の優勝。準優勝の男子・法政ニ、女子・藤沢工科とともに2月7,8日に開催される関東大会に出場する。 湘南地区からは、藤沢工科が大躍進の準優勝。まだ1年生しかいないことを考えれば、末恐ろしいチームと言えよう。 大多数のチームは敗れ去ったわけだが、是非とも巻き返しを狙ってもらいたい。 「部活.ネット」では、今後も男女バスケットボールをフォローしてゆくつもりですので、会場などでお会いする機会がありましたら、是非ひと声お掛け下さい。 |
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年明け間もない1月10日より、バスケットボール新人戦県大会が始まった。トーナメント表を見てもらえればわかるが、湘南地区大会から追っている北陵高校は初戦・海老名高校、それに勝っても3回戦では県内最強を誇る富岡高校との対戦が待っているというひじょうに厳しいブロックに配された。 いずれ戦わねばならない相手とはいえ、1回戦としては勿体無いカードとなった北陵−海老名戦を横浜高校体育館へと取材に行った。 (ちなみに、ビデオ機材などを運ぶ関係で車で往復しましたが、試合を見ている時間の4倍ほど車に閉じ込められていました。鎌倉近辺の道路事情は何とかならんものだろうか...) |
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北陵女子悔しい初戦敗退 |
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女子1回戦 北陵対海老名 左)懸命のディフェンス 中)キャプテン片山さんの3ポイントシュート 右)ガード・小林さんのフリースロー |
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「バスケットそのものは互角。ただ、海老名の方が伝統の力で勝っている。それが試合で出れば、うちは苦しい。」 北陵顧問の岡崎先生の試合前の言葉である。 個の力が及ばない分は、チームとしてのコミュニケーションでカバーする、というのが今年の北陵女子の特徴。しかし、それは海老名についても言えることであり、突出したプレーヤーがいないチーム同士、ある意味で精神面での戦いが予想された。 北陵が先手を取って試合は始まったが、海老名も堅実なプレーで、その後は一進一退。やや海老名優位でゲームは進行していった。 勝負どころとなる第4クォーター、必死に1ケタ得点差ですがる北陵だったが、残り5分、海老名の3ポイントシュートが突き刺さった。以降、リバウンドでも海老名の後塵を拝する北陵。 勝負は決した。(最終スコア 北陵55−73海老名) これまで練習や試合を見てきた私(管理人)の目から見ていても、北陵はかなり鍛えられているチームに映ったが、海老名に一日の長があった、ということだろうか。 春、さらに充実したチームとなっているであろう北陵を今後とも応援してゆこうと思う。 <岡崎先生の談話> Q:敗因は? A:やはり、試合前にお話した通り、積み重ねてきたものの差が如実に出た、というところでしょう。 Q:選手たちの様子はいかがですか? A:ショックは受けていますが、毎年のようにベスト8・ベスト4に残る学校の「伝統の力」を実感できたことはよかったのではないでしょうか。今後、それを目指して、伝統を築こうという気持ちにもなったでしょうから。 Q:今後の運営について、ひとことお願いします。 A:まだ甘さが残っているので、フィジカル的にも個人個人がレベルアップしないといけませんね。また、保護者会との連絡も密にして、目指している「見ている人にもエネルギーを与えられるチーム」となれるよう頑張ります。 Q:ありがとうございました。今後とも応援してゆきます。選手の皆さんにもよろしくお伝え下さい。 |
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その時、母は... |
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この日、ハーフタイムに、北陵応援席へとお邪魔し、何名かのお母様方に話を訊かせてもらった。 背番号8・金麻衣選手(2年)のお母様 「私自身もバスケットをやっていたので、娘の試合になると、どっちがベンチだかわからないくらい声を出しちゃいますね。」 いやいや、本当によく声が出てました。 「これ、テレビですか?」 スミマセン。テレビではありません....。 背番号12・今井陽水選手(1年)のお母様 「管理人さんですか?」 と唐突に尋ねられ、こっちが驚いてしまいました。そうです。私が管理人です。 「いつも読んでます。これからも頑張って続けて下さいね。」 などと励ましの言葉を頂き、ありがとうございました。そうですね、『継続は力』なる言葉もあるくらいですし、できる限り頑張りますね。 |
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2年生のお母様方のお話を訊かせてもらうと、北陵女子バスケット部は、岡崎先生が赴任されてから明らかに雰囲気が変わった、とのことです。初めは「そこまで厳しくしなくても...」という気持ちもあったそうですが、徐々に先生と部員のコミュニケーションも取れるようになり、今は親御さんからの信頼も厚い様子が伺われます。 父母の横の連携は、現在のところ、親睦会などで図られているとのことです。一人の選手が活躍するためには、クラスメイト・先生方・学校の協力が不可欠ですが、何と言ってもご両親が子供の苦悩する姿をどこまで辛抱強く見守れるか、ということが最大の鍵かもしれません。 また、次の試合でもお会いできることを楽しみにしています。お母さんたちも、頑張れ! |
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その他の結果と経過報告 |
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組合せ表をご覧頂くと、一目瞭然ではあるが、湘南地区代表チームの戦績についてまとめると以下のようになります。 [成績は1月16日現在。17日に男女準々決勝、18日に準決勝・決勝が行われます] <男子> ◇寒川高校(湘南地区1位):3回戦で惜敗。ベスト16 ◇藤沢工科高校(湘南地区2位):1回戦敗退 ◇北陵高校(湘南地区3位):2回戦敗退。ベスト32 ◇慶応藤沢高校(湘南地区3位):1回戦敗退 ◇鎌倉学園高校(湘南地区5位):2回戦敗退。ベスト32 <女子> ◇藤沢工科高校(湘南地区1位):3回戦突破。ベスト8以上確保 ◇茅ヶ崎高校(湘南地区3位):3回戦敗退。ベスト16 ◇藤沢西高校(湘南地区3位):1回戦敗退。 ◇慶応藤沢高校(湘南地区5位):2回戦敗退。ベスト32 組合せ次第で、結果は変わったかもしれないが、それがトーナメントである、と考えるほかあるまい。湘南地区から、男女を通じて唯一ベスト8に残った女子・藤沢工科には是非頑張ってもらいたい。 |
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04年1月10日より開催されるバスケット新人戦県大会。男女とも組合せが決定したので、ご報告まで。 |
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湘南地区予選決勝で、藤沢工科に2点差で惜敗した北陵女子バスケット部。県大会でのベスト4を狙うという目標であるが、なかなか厳しいブロックに入った。 初戦はしばしば練習試合でも戦っている海老名高校。お互い手の内を知っており、実力も互角とのこと。この初戦と2回戦を突破すると、スーパーシードの富岡高校との対戦が待っている。 地区2位通過はシード権がないため、こういう現象も起こり得るが、何とか富岡との対戦に持ち込んでもらいたいと願っている。 |
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北陵男子 初戦は柏陽高校と |
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湘南地区3位通過の北陵男子は、柏陽高校との対戦となる。混戦のプロックなので、十分にベスト8も狙えると言えよう。 大会は男女とも、04年1月10日から土日・祝日を利用して開始される。準決勝・決勝は18日。湘南地区からの出場校が18日に残っているとよいが...。 結果は上記トーナメント表に順次記してゆきます。また、何とか湘南地区の高校の応援にも行けるよう、日程を調整してみます。会場で「部活.ネット」の腕章をしている人物を見かけたら、是非、ひと声かけて下さいね。 |
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スポーツには「参加する」「見る」「裏方になる」という三大要素があるが、「部活.ネット」では新たに『聞く』という分野の開拓を試みようと思う。勿論、反応が芳しくない場合は、とっとと姿を消す予定なので、辛辣なご意見もどうぞ。 本当であれば、試合の映像などもふんだんにお届けしたいところであるが、パブリシティ問題などにも引っ掛かる恐れもあり、正直言って「苦し紛れ」の企画ではあります。 しかし、鳴り物では醸し出せない臨場感もあって、なかなか楽しいかと。好評の場合には、図に乗って、バスケット以外のスポーツの音も次々お届けする予定です。 |
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湘南地区新人戦男子準決勝 北陵−寒川戦より 一部「絶叫」に近いものがありますのでご了承下さい。また、一部「寒高倒せ」というものがありますが、けして寒川高校に対する敬意の念を失っているわけではありませんのでご了承下さい。 |
●応援1 「ディフェンスコール」 ●応援2 「ィェイ!」 ●応援3 「倒せコール」 ●応援4 「ほくりょ〜コール」 |
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=湘南地区は男女とも群雄割拠?= |
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10月末に北陵高校バスケ部を取材した関係もあって、準決勝の行われた11月23日、男女北陵チームを応援・取材する傍ら、現在の湘南地区勢力図といったことに思いも巡らせてみた。 男女決勝のスコアを見てもわかる通り、上位数チームに力の開きがないことがわかる。つまり、現段階では一応、男子・寒川、女子・藤沢工科が優勝を果たしたが、今後のスキルアップ次第で県大会の趨勢も変わると言えよう。 1月に行われる県大会上位5チームには関東大会出場権が与えられるシステム。当然、全校ともそれを目指して、再度鍛錬期に突入する。是非とも、湘南地区から関東大会へ進出するチームが出現してもらいたいと念願している。 |
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北陵高校バスケット部奮戦記 湘南地区準決勝[03.11.23] |
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男子は寒川に惜敗 女子は茅ヶ崎に快勝 |
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11月23日、茅ヶ崎高校体育館で行われた湘南地区バスケットボール新人戦準決勝。先日取材させてもらった北陵高校の男女バスケ部が登場するため、応援も兼ねて、「部活.ネット」取材チームが繰り出した。 |
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![]() ファイト! ![]() タイムアウトで指示を与える岡崎先生 ![]() 檄をとばす、の図 ![]() 大活躍だったキャプテン片山さん |
まず先に女子の試合、北陵対茅ヶ崎が行われる。茅ヶ崎も好チームなので、激戦が予想された。 ところが、夏以降の練習成果がここで開花したのか、第1クォーターから北陵が着々と得点を積み重ねてゆく。 第2クォーターでは、キャプテン片山さんの3ポイントシュートが立て続けに決まるなど、36−16となって、勝敗のゆくえはほぼ決着したと言えよう。ガードの小林さんもフェイクを入れたシュートを決めるなど、主力選手が額面通りの活躍。顧問の岡崎先生のプランを上回る展開であった。 結局、全クォーターともに北陵が茅ヶ崎の得点を上回り、61−34で快勝した。 試合終了後、インタビューに応じてくれた片山さんは「夏からやってきたことが出来た。岡崎先生の指示を守って、経験値が上がったと思います。決勝は絶対勝つつもりで頑張ります。」とのこと。 岡崎先生も「強豪チームとの練習試合を積み重ねたことで、何が足りないのかがわかり、それに取り組んできた成果は出ました。」と仰っていた。 本日の殊勲選手は?という問いには、真っ先にキャプテン・片山さんの名を挙げ、「プレッシャーのある中でよく頑張った。また、1年生も期待に応えてくれたと思います」とのことで、決勝は「今までやってきたことがどれほど出せるか楽しみ」にしているそうだ。 勿論、茅ヶ崎もこのままで終わるはずはない。県大会での成長した姿に期待することとしよう。 さて、決勝の対戦相手は1年生だけの構成ながら、個々の力は北陵を上回ると目される藤沢工科。確かに、楽しみなカードである。北陵女子バスケット部の健闘を祈りたい。 |
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どちらのチームにも応援がたくさん。中には中学校バスケ部の先生や部員たちもいた。 |
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引き続き、男子の準決勝は北陵対寒川。どちらも甲乙つけ難い好チームで、接戦が予想される中、試合が開始された。 |
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予想に違わず、試合開始から一進一退のクロスゲーム。北陵はキャプテン三堀くんの3ポイントを含む、スピードある攻めで寒川ディフェンスを切り裂く場面もあったが、突き放すことはできない。 第1クォーター、17−18。第2クォーター、34−36。 全く互角の試合展開であったが、第3クォーターから、寒川がやや押し気味に展開する。フリースローを着実に決めるなど、落ち着いた試合運びで、一時は最大で11点ビハインド、という状況に追い込まれたが、各クォーターの終了間際で北陵が押し戻す展開で、54−60で第3クォーターは終了。 いよいよ、最終クォーター。またしても、寒川の方がエンジンのかかりがよく、再度11点のリード。しかし、それを北陵が2点差まで追い上げ、場内騒然。先に試合を終えていた女子チームも猛烈な応援。 |
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71−73の場面で、北陵はツインタワーのインサイドへボールを入れ、決まれば同点、というところであったが、これを寒川が必死に阻止。結局、73−78という最終スコアで寒川が勝利を収めた。 男子部マネージャー曰く、寒川とは練習試合を含めて初対戦だったようで、今後の精進に期待しよう。 <岡崎先生の談話> Q:寒川のよかった点はどこでしたか? A:北陵より、接戦になった時の経験値が高く、チームとしてまとまっている、ということですね。それと、勝負にいく時の思い切りがよかった。 Q:収穫はありましたか? A:ゴール下は強い、ということが再確認できました。それを生かすのに、どれだけ自分を殺せるか、という点を学ぶ必要がありますね。 Q:県大会に向けて、部員たちに伝えたいことは? A:けがをしているメンバーもいたので、全員が揃って、今日の負けを次に生かしてもらいたいです。それから、負けたことで「よし、これからやるんだ」という気力で、最初の練習を大切にしてもらいたいと思います。 (編集・注 男子部は25日が最初の練習となったが、とてもいい練習をしたそうです。) |
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北陵高校バスケット部奮戦記 湘南地区決勝[03.11.24] |
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北陵67−69藤沢工科 1ゴール差の大接戦 惜しくも敗れる |
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女子決勝は北陵対藤沢工科。このカードはある意味で「チーム力対個の強さ」という図式である。 |
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=花開くか?
岡崎流“信念”の指導= |
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北陵高校バスケット部に今年の春、ある意味で「嵐」が吹いた。 それは平塚の大原高校から転任してきた35歳の熱血男性教師によってもたらされたものだ。 男の名は岡崎朝夫。技術だけでなく、教育を通じたバスケットの伝道者として北陵高校に降り立ったのであった。 |
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新人戦を間近に控えた2003年10月31日。私[管理人]が彼と顔を合わせるのは3度目であった。 1度目は、6月に行われた『鶴北戦』の会場で。この時は挨拶を交わしただけであった。 2度目はペーパー版第5号を北陵に届けた際、偶然に。しかし、それは必然でもあった。なぜならペーパー版第6号は「新人戦特集」を予定しており、そこで北陵バスケット部を取り上げることは、既に教頭先生の了解済みであったからだ。 普段の彼は物静かな佇まいを見せる。さすが、理科の教師である。 (どの辺が「さすが」なのかは、私自身もよくわからないが) そう。彼が体育科の先生ではなく理科の先生であることも、特筆すべきなのかもしれない。運動部を高いレベルで指導できる先生と言えば、当然体育科の先生が圧倒的であるし、また、それだけの専門性が要求されるのである。 ここに至るプロセスには様々なものがあったわけだが、簡単に記しておこう。 (私も全てを聞いたとは理解していないので) 勿論、バスケ少年であった彼。湘南高校卒業後、理工系の学部に進学し、縁あって母校のコーチをすることになった。そこで、教えることの楽しみを知り、一般企業への就職をせず、指導者としての道を歩むことに。 当初は補助教員として荏田高校でコーチをしていた(その際、現北陵ウィンドアンサンブル顧問の丸山先生と同僚になったそうな)が、その後28歳で正式に教員採用試験に合格。 途中、プロのコーチという選択肢もあったが、教育の一環としてのバスケットを教えたいという情熱から、高校教師を目指した、というちょっと変わった経歴の持ち主である。 |
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![]() 女子部への厳しくも心有る指導 ![]() 管理人の質問にも丁寧かつ 熱く 語ってくれた岡崎先生 |
そんな岡崎先生であるから、自らの成長欲求も強く、「生徒とともに自分も成長したい。だから、なるべく彼らと一緒にいる時間を長くしたい」「指導者として一流でありたい」という思いも人一倍である。 「教員が指導するのが常にベストとは限らないが、精神的なものを含めて指導するという観点からは、教員が見るというのは、彼らとともに過ごす時間が長いというのが大きな利点になる」とも。 以下に、彼がどれほどの情熱を傾けて指導に当たっているかという一端を示す言葉があるので紹介させてもらう。 (前略)...心・技・体の心の部分を大切にして、文武両道(部活でうまくいかないのを勉強のせいにしない、勉強がうまくいかないのを部活のせいにしない、部活でも勉強でも成果を挙げる)、一生付き合える仲間作り(都合がよい仲間ではなく、厳しいことも言い合える本当の友達を得る)、大人に依存している子供から、責任・規律ある行動ができる自律した大人への成長(あいさつ、時間を守る、自分の感情・都合だけで行動しない、など)を実現し、それを少しでも多くの人に知ってもらうために一試合でも多く勝ちあがり、選手全員が自信を持って茅ヶ崎北陵高校を卒業し、以後の生活に生かしていける、そのような活動ができればと頑張っています。...(後略) [03年女子バスケット部員の保護者に宛てた手紙からの抜粋] |
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その眼差しは限りなく強く、部員たちは勿論、主に男子部を見ている補助教員の小菅隆行先生にも多大なる影響を与えている。 今回は学校の会議の都合で1時間ほどのインタビューであったが、もっともっといろいろと話を聞きたいと思う。新人戦の応援に行きますので、その時にまたお話を伺わせて下さいね。 |
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![]() 練習中のミーティング ん〜、確かにデカイです ![]() クラブチームでも活躍中の小菅先生 岡崎先生とのコンビもばっちり |
北陵男子バスケット部は近隣の公立高校の中では相当なアドバンテージを持っていると考えられる。何せ、どんな名コーチでも指導不能な「サイズ」を持っているのである。 センターの今井鉄也くんは身長191センチ、パワーフォワードの川尚貴くんは188センチ。NBAで言えば、昨シーズン優勝したサンアントニオ・スパーズのダンカンとロビンソンのようなものだ。 (注:NBA=アメリカのプロバスケ。ダンカンといっても芸能人ではありません) しかも、3年生が引退する前のチームの時代から、現2年生が4名スタメン入りしていたから、経験値も高い。心配はけが人が多く、ベストメンバーで新人戦に臨めるかどうか、といったところか。 主に男子部の指導に当たる小菅先生も、岡崎先生同様、今年から北陵にやってきた。バスケットだけでなく、体育という教科を通じての人間的つき合いを重視してコートに立つ。 また、自らも湘南ステイトという県内ベスト3に入るクラブチームで現役ガードとして活躍中。バスケットを“ハビットスポーツ”と捉え、良くも悪くも習慣が身につくため、『考える力』が重要だと説く。 |
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強いチームであるほど、メンバー全員が意思統一されて同じことを考えるものだそうだ。 また、いくら身長があって有利とはいっても、走り負けたり、精神面で負けては何にもならないということで、「バスケットは身長ではない」ということも常々伝えているとのこと。 目標は県大会ベスト4。そして関東大会出場。 (神奈川県の上位5校が関東大会の出場権を得る) そこに至るプロセスには、まず湘南地区大会で強豪の寒川高校、さらには難攻不落の湘南工科大付属高校との闘いに勝利する、ということが前提となる。 (取材後、湘南工科大付属高校が藤沢工科高校に敗れました。藤工もかなり鍛えられているようです。) さてさて北陵男子バスケットボール部が台風の目となれるだろうか?乞うご期待!「部活.ネット」も応援に駆けつけますね。 |
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=男子部キャプテンにインタビュー= |
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ツインタワーをはじめとする個性派集団を率いるキャプテンは2年・三堀聡史くん。鶴北戦以来のインタビューとなる。 Q:けがをしてたということだけど、もう大丈夫かな? A:ええ。先週から復帰しました。 Q:ズバリ、新人戦の目標は? A:湘南地区優勝です。 Q:そのために何か作戦は? A:まず、格下と思われる相手にもきちんと戦うことが大切だと思います。それと走り負けないようにすることですね。 |
![]() 男子部キャプテン三堀くん |
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Q:走り負けた試合があったのかな? |
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![]() 練習途中での集合の図 語りかける言葉は火傷しそうだ ![]() 女子にも好選手が集まる |
女子部を主に率いるのは岡崎先生である。重要視しているのは「人任せにしない」ということである。 女子は男子より創造的なプレーでは劣るそうであるが、その分、指導者に委ねられる部分は大きく、おそらく岡崎先生の指導に対する情熱もそういったこととは無関係ではあるまい。 スポーツはどれでもそうであろうが、殊に女子の集団スポーツではメンタル面が勝負に大きく関わることは、バレーボールなどを見ていても顕著である。 「好きか嫌いか」ではなく、「必要か不要か」で判断できる、精神的にも強いチームを育てるのが第一の目標で、特にディフェンスを協力して行うためのコミュニケーションが欠けていると“激怒”するそうである。 (実はお訪ねした日は女子部のコミュニケーションが図られていなかったため、岡崎先生が“ちょっとだけ”怒ってました。我々のせいかもしれないなぁ、と女子部の子たちに申し訳ない気持ちでした...) |
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目標は?という質問に対して 「将来的には神奈川県を制してインターハイ(県の上位2チームに出場権が与えられる)に出たいですね。その前にまず、関東大会(県の上位5チームに出場権)に出るチームにしたいです。」 と、 現在神奈川ナンバーワンの富岡高校を打倒する意欲に溢れている。 岡崎先生は近隣地区の中学生たちにも「北陵でバスケットをやろう」と声を掛けているそうな。そこで、最後に中学生たちへのメッセージをお願いした。 「技術が問題なのではない。巧くなくてもいい。北陵でバスケットをすることで、上手な選手・ハートのある選手に育てます。高校も内申書の持ち点でオートマティックに決めるのではなく、しっかりと頭を使って考えて決定して欲しい。」 とのことでした。“見ている人を感動させ、エネルギーを与えられる”ような選手になりたい人、是非、北陵高校バスケット部へお越し下さい。 |
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=女子部キャプテンにインタビュー= |
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女子部キャプテンは2年生の片山ななえさん。チームの得点源でもある。身長もメンバー表によると168センチとまずまず恵まれている。練習中にちょっと話を訊かせてもらいました。 Q:キャプテンという立場は辛いものもあると思うけど、どのあたりに苦労してますか? A:チーム全体の雰囲気を盛り上げてゆくことに気を遣います。 Q:どうやって盛り上げるのかな? A:声を出して、常にコミュニケーションを図ることですね。 |
![]() 女子部キャプテン片山さん |
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Q:だいぶ慣れましたか? A:ええ。最初はものすごく不安でしたが、少しは解消されてきました。 Q:今年の女子部はどんなチームでしょうか? A:個々の力はそれほどありませんが、オフェンスもディフェンスもチームで頑張っています。 Q:目標は? A:関東大会に出場することです。 Q:そのためにはどんな課題があるでしょう? A:ディフェンスが鍛えられているチームは強いです。夏休みの練習試合で強豪チームに負けてしまったのですが、走り負けたところやディフェンスでやられてしまったところがあったので、いかにチームでディフェンスできるかだと思います。 Q:では、試合も応援に行きますので、頑張って下さい。 彼女の話を聞いていると、岡崎先生の想いもかなり浸透しているように感じられた。ディフェンスに関する話がたくさん出てきたが、それだけディフェンス練習に労力を割いている、ということであろう。強敵相手にどこまで戦えるか、楽しみにしていますね。 |
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=北陵バスケット部にエールを贈る= |
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岡崎・小菅両先生、部員の皆さん、ひじょうに協力的に取材に応じて下さり、ありがとうございました。また、取材日からアップまでやや時間が掛かってしまったことをお詫びします。 男女ともシード権を持って臨む新人戦湘南地区大会。彼らが日頃培った力をどこまで発揮してくれるか楽しみです。試合にも応援に行きますので、ベストプレーをお願いします。勿論、大会報道も出来る限りしてゆきますね。 |
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![]() ![]() ![]() 須藤先生のお出まし ![]() 基本は1対1。そこで勝たねば! ![]() 指導は次第に熱気を帯びて... |
バスケットへの思いは深く |
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5月にしては少し肌寒い9日、翌々日からのインターハイ湘南地区予選を控えた鶴嶺高校バスケットボール部へと取材に伺った。 同校吹奏楽部の田島先生から「これからうちのバスケット部は強くなりますよ」とご推奨頂いたことに加え、私自身(管理人)が中学時代にバスケットをやっていて、ここ十数年はNBAにすっかり浸っていたこともあって、今の高校生がどういったバスケットをやってくれるのか、かなり強い関心を抱いての訪問となった。 私がバスケットをやっていたのは30年近くも前になるが、どれほど優れた指導者であっても『サイズはコーチできない』という名言があるように、身長が物を言うのがこの競技の本質であることに変わりはない。 NBAでシャキール・オニール(LAレイカース)や中国からドラフト1巡指名されたヤオ・ミン(ヒューストン・ロケッツ)があれほど活躍できるのは、コーチ不能な“サイズ”で優っているから、ということを否定する人はいないだろう。 (勿論、それ以外の要素も多々あるには違いないが) ....体育館に入り、部員たちを見た。男女ともサイズに恵まれているとは言えないようだ。 (ちなみにメンバー表によると、男子では182センチ、女子では168センチが最長身。男子は3年が引退すると180センチ以上がいなくなる!) ということは、必然的に「高さ」ではなく「平面での強さ」で勝負するチームに仕上げる必要があるなぁ...などと考えてみたりする。 ちなみに、顧問の須藤敬彦先生の経歴はなかなか変わっており、それが指導に対しても反映されているかもしれないので、簡単にご紹介しておこう。 ◇小学生の時、青森県大会で優勝。全国大会へ ◇中学時代も県大会で優勝し、全国大会を懸けた東北大会で敗れる (全国大会に出られたら、あの「能代工」へ行くつもりだったそうな) ◇高校は進学校である弘前高校。バスケの戦績は県大会ベスト8が最高。 ◇一浪ののち、筑波大学へ進み体育教師を目指すも、十字靭帯断裂のため、「このまま体育の教師になってよいものか」との思いから、一旦、社会人となる(3年間) ◇思い直して再度教師を目指し、27歳にして教壇に立つ ◇しかし、巡り合わせが悪く、前任校ではバスケではなく、バレー部の顧問に ◇2001年度鶴嶺高校へ赴任。念願のバスケット部顧問になって3年目 部員個別の各ポジションからのシュート成功率(相当細かくチェックされている)を数値で示す。局面・局面に於けるフォーメーションを図示したものを部員に渡す。放課後の練習は勿論、朝一番に体育館を開け、朝練にも必ず立ち会う。生徒と正面から対峙し、話すべきことは徹底して議論する。朝2時・3時に起きて、ビデオで現在のバスケットを研究する。etc…. 情熱がなければ有り得ない、尋常ならざる努力である。 そんな須藤先生にインタビューさせてもらった。 |
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![]() ![]() 女子部マネージャー・晴山さん(左) と男子部マネージャー・長谷川さん(右) |
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★☆★☆顧問・須藤敬彦先生へのインタビュー★☆★☆ |
![]() 男子部キャプテン忠隈くん ![]() 女子部キャプテン稲垣さん ![]() ![]() 愚問にも丁寧に答えて頂いた ![]() 熱烈フォーメーション講義 |
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管理人「待望のバスケット部顧問ということですが、鶴嶺高校バスケット部の運営哲学のようなものはありますか?」 須藤先生「とにかくチャレンジ精神と覇気を持ってもらいたいと思います。何かをやろうとする時の“楽しさの源”というのは一体何であるのか考えて、日頃から意識を高く持ち、セルフコントロールが出来るようになって欲しいですね。そうすれば結果は自ずとついてきますよ。」 管理人「何か、参考にされているものはありますか?」 須藤先生「仙台高校ですね。あそこは市立高校ですので、私立のように全国から選手を集めるのは難しいわけですが、素晴らしい活躍ぶりですから。」 管理人「ところで、今年のチームはどうですか?メンバー表を見る限り、それほど長身選手もいないようですね。やはり、平面での速さを前面に出して、ということになりますか。」 須藤先生「そうですね。男子キャプテンの忠隈は身長はありませんが(注・メンバー表には156センチとなっている)練習を一度も休むことなく黙々とやってきましたし、朝練で続けている3ポイントエリアからのシュート成功率が約1年で10%アップしました(手元の須藤メモを見ると、確かに成功率が43.1%から52.6%になっている。しかし、そのことよりもシュートを打った本数が月間800から2000以上になっていることに私は驚いた)。口は達者じゃないんですが、キャプテンとしてよくやっていると思います。センターの佐藤(注・182センチでチーム最長身)も中学時代は砲丸投げの選手で、高校に入ってからバスケットを始めたんですが、頑張ってますね。」 管理人「部員たちに望むことは?」 須藤先生「本音でやろうよ、と言いたいですね。上辺だけで善人ぶってもダメだと思います。それから、部活をきちんとやれる、ということは生活のリズムを整えたり、礼儀や思いやりを学ぶ、ということですし、勉強もしっかりできるはずだと。」 管理人「目標をお聞かせ下さい。」 須藤先生「今年は何とか県大会に男女とも連れて行きたいですね。将来的には、公立高校でもここまでやれる、ということを示すために、県でベスト8・ベスト4に残って、関東大会に出場したいです。できれば、10年と言わず、20年でも継続して鶴嶺高校を指導したいですね。」 管理人「熱いですね。何か特別な戦法は、お考えですか?ラン・アンド・ガンとか、トライアングル・オフェンスとか。」 須藤先生「ん〜、“抜け目のなさ”で勝ちたいですね。相手に走り勝つだけの体力も備えつつ、でも、それだけではなく、頭の中もスキルアップされていると言うか。まぁ、結局は日頃の意識というところに辿り着きますね。」 管理人「では最後に、これから鶴嶺高校へ入学する可能性のある中学生たちにメッセージをお願いします。」 須藤先生「部活動は精神的にも体力的にも強くなる高校時代が最も楽しい。それから、いろいろなことが少しずつできることも大切かもしれないが、1つのことがきちんとできることはもっと大切だ、ということですね。これからは、中学の大会にも顔を出して、鶴嶺高校のバスケット部を認知してもらえるように頑張ります。」 管理人「ありがとうございました。また、試合にも応援に行きますので、頑張って下さい。」 実際には、部員たちの練習を見ながら40分以上の長きに亙って、様々な質問に答えてくれた須藤先生であった。文面から削られた部分も多々あったわけだが、読者にその熱意は十分に伝わっているかと想像する。 |
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「部活.ネット」高校生特派員“まゆ”ちゃんのインタビューに応えてくれた2年篠田くん(左)とキャプテン・忠隈くん(右) |
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5月9日、大会を明日に控えた鶴嶺高校バスケ部は、「こんにちはー」と気持ちのよいあいさつで私たちを迎えてくれた。練習中も、部員どうしの声掛けが止むことはない。 「試合の時に、気持ちで負けてしまうのは一番くやしい。そのために、日頃から声を出して部内の雰囲気を保っています。」と語るのは、ひときわ大きな声を出していた女子キャプテンの稲垣さん。 髪を染めている部員がいないのを見ても規則は厳しそうだが、男子キャプテンの忠隈くんによると、「たとえ顧問が言い出した規則でも、部員は全員がしっかり守っています。」 そんな忠隈キャプテンの印象を、2年の篠田くんに訊いてみた。「後輩にもやさしくて、おもしろい人。練習も休まずまじめにやっているところがすごいと思います。」規則は厳しくても、先輩・後輩の仲は良いようだ。 大会にむけた練習には参加できないが、一人でドリブルの練習をしていた新1年の杉原くんも、先輩に何度も声をかけられ、アドバイスをうけていた。「先輩たちのように、ドリブルがうまくて、正確なパスが出せるプレイヤーになりたいです。」 大会への意気込みを訊くと、両キャプテン共に「勝って県大会へ。」負けたら引退という最後の試合なので、「一戦一戦悔いのないように」「2年間やってきたものを出したい」と、力強く語ってくれた。 |
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途中、苦戦も強いられたが、順当に初戦を突破した女子チーム |
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過酷と言えば、あまりに過酷なシーンであった。 去る5月11日、寒川高校体育館にて行われたインターハイ湘南地区予選・女子1回戦「鶴嶺高校対鎌倉女子大高校」男子2回戦「鶴嶺高校対茅ヶ崎西浜高校」を我々「部活.ネット」が応援しに行って、感じたことだ。 女子の試合は順当に勝利し(鶴嶺67−46鎌倉女子大 それでも須藤先生は不満げではあったが)、引き続き男子チームの試合となった。 前半をリードして折り返した鶴嶺であったが、第3クォーターから接戦の様相を呈してきた。西浜が徐々に追い上げ、最終クォーターでは抜きつ抜かれつのシーソーゲームとなり、残り1分でも勝敗の行方はわからない。 双方の学校の応援部隊が必死に声を絞り続ける。 ある者は『ディフェンス!ディフェンス!』と半ば狂ったかのように吠え、また、ある者は『まだ時間ありますよ!勝って下さい!信じてます!』と涙声で訴えた。 それは両校関係者でなくとも、胸を打たれる魂の雄叫びであった。事実、ビデオを撮影していた私も、そのある種異常な雰囲気に固唾を飲んでいた。 残り1分を切り、3点を追う鶴嶺はタイムアウトを取り、ファールゲーム(故意にファールをして相手のフリースローが落ちるのを待つ戦術)に出る。 が、西浜も落ち着いてシュートを決め、「鶴嶺74−79西浜」という最終スコアとなった。 勿論「部活.ネット」をバックアップしているICプレップには西浜高校の生徒もいるわけだが、直前に取材させてもらい、この大会に懸ける部員・先生の気持ちも十分わかっていたつもりなので、鶴嶺に肩入れしていたことは伝えておかねばならない。 負ければ『即、引退』 を意味するこの大会での敗戦は、特に3年生部員に重い意味を持つ。 鶴嶺バスケット部も、3年生だけでなく、下級生部員・マネージャー皆が人目も憚らず、泣いた。 私は掛ける言葉を失い、どうにかマネージャーに「お疲れ様でした」と言えただけであった。 (それも彼女たちに聞こえたかどうか、自信はないし、随分空虚なことを口にしているとも思った) 西浜高校はよく逆転したし、その粘り・頑張りは賞賛に値する。しかし、鶴嶺高校が頑張らなかったわけではないのである。ゲームは必ず勝者と敗者を作り、そのコントラストがあまりに鮮やかであるため、敗者側のプロセスが全て否定されたかのような錯覚に陥るのである。 胸を張れ、とは言えないのかもしれない。それほど彼らのショックは大きかったはずだ。しかし、うつむくな、とは伝えたい。 全国大会で優勝しない限り、いずれ「敗戦」の日はやって来る。その敗戦をいかに受け入れ、昇華させてゆくかに君らの未来が委ねられる。 3年生の無念の気持ちを、下級生たちがどう受け止めてゆくかに、鶴嶺高校バスケット部の未来が委ねられる。その積み重ねが“伝統”と呼ばれる連鎖を築くことであろう。 しばらくしたら、また、君たちを訪ねていいだろうか? 少し、いや、大きく成長した君たちと再会できることを心から祈っている。 |
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2003.5.12 文責 「部活.ネット」管理人・河本啓伸 |
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※勝ち残った女子チーム(5/17 対鎌倉高校)への応援は今後も続けてゆきます。選手の皆さん、頑張って下さい。 | |||||||
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健闘むなしく5点差で敗れた男子チーム |
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女子1回戦・男子2回戦レポート [03.05.16up] |
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5月11日、鶴嶺高校バスケ部の試合に、またもやおじゃましてきた。この日は女子、男子の順で試合が行われる。女子の相手は、鎌倉女子大高校。 「この試合は、負ければ引退なので、相手も気合が違います。そういった焦りもありました。」と、女子キャプテン稲垣さん。ベンチまで一丸となって応援の声を張り上げ、監督の声も飛ぶ中で、中心となって声を出し、鶴高バスケ部の雰囲気をつくっていた。 |
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チームと共に戦っている、マネージャーの晴山さんにも話を聞いた。「遊ぶところはみんなで遊ぶけど、練習などではすごく一生懸命なチーム。」ルーズは履かず制服をきちんと着たり、週一回の体育館掃除もしっかりやるなど、バスケ部としての自覚がすばらしいという。 試合は、その積極的な攻めで鶴嶺のペース。最後までリードを守りきり、「勝ててほっとしています。」と稲垣さん。 次の試合は5月17日、相手は鎌倉高校。守備に定評のあるチームらしいが、「この一週間、攻めを練習すればうちなら勝てます。」と、あいかわらず攻めの姿勢だ。 女子チーム試合終了後すぐにあった男子の相手は、西浜高校。前半はスピードのある攻めでリードしたが、後半にじりじりと巻き返されて逆転。その後も、両チームがワンゴールずつ点を入れるような息づまる状態が続いたが、惜しくも5点差で敗れてしまった。 みんなに慕われていた忠隈キャプテンら3年生は引退。その無念そうな表情を見ると、こちらまで胸がいっぱいになって、試合後の取材などできなかった。 男子バスケ部3年生のみなさん、お疲れ様でした。見ているだけの私まで熱くなって応援してしまう、よいチームでした。 女子バスケ部、および男子バスケ部1,2年生のみなさん。もっとバスケを勉強しますので、これからも応援させてください。 |
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2003.05.18up |
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上の写真を見て欲しい。 彼女たちは、大接戦の末(最終スコアは53−63)、残念ながら敗北を喫したのである。つまり、3年生たちはこれを以って引退となってしまうのだ。 試合は第3クォーター終了まで全くの同点。鶴嶺にも勝つチャンスは十分あると思われたが、最終クォーター、鎌倉高校の3ポイントシュートが次々にゴールに突き刺さり、万事休した。 しかし、笑っているではないか。 勿論、敗戦が悔しくないはずはなく、実際、試合終了直後、2年生たちは泣きべそをかいていた。 稲垣キャプテンが「泣いている奴は罰金だからね」と戒めたから、というばかりではない。 精一杯闘い、力を出し切った「胸を張れる」負けであったからなのだ。 闘将・須藤先生が私に対して「負けはしましたが、ナイスゲームでしたよ」と誉めたのも珍しい(というより、私は初めて聞いた)。 晴山マネージャーも「日頃やってきたことが全部出せた試合だった」と語っている。以前はもっと大差で負けていたのだそうである。 先日、男子チームの号泣を間近で見ていただけに、「こういう“負け”の受け入れ方もあるのか」と妙な感心もした。そして、少し安堵したのだ。 ある意味で、彼女たちのこれまでの人生で最高の笑顔だったのかもしれない。もう二度と、バスケットをやらない子もいるのかもしれないが、少なくとも、日頃から積み重ねたものを萎縮せずに発揮できたことは、誇りにしてもらいたいと願う。 お疲れ様。少し休んで、次なる目標を見つけて下さい。私は君たちになら、それほど困難なことではないと信じているよ。 |
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=男子新チーム情報= |
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先日の試合で3年生が引退することになった男子チームであるが、早速、新体制で練習を始めたとのことである。 2年生の新キャプテンはシューティングガードの中井章雄くん。3年生たちの一致した意見で推挙された。女子チームの応援に来ていた前キャプテンの忠隈くんとのツーショットでインタビューに応じてもらった。 管理人 「まずは忠隈くん、お疲れ様。 新キャプテンの中井くんは、3年生全員の意見が一致して決まったそうだけど。」 忠隈くん「そうですね。鶴高では、例年、引退した3年生が次のキャプテンを決めています。」 管理人「後輩たちへのメッセージがあればお願いします。」 忠隈くん「僕らが果たせなかった県大会出場は果たして欲しいと思います。」 管理人「では、中井くん。どんなバスケを目指したいですか。」 中井くん「見ている人が楽しくなるようなバスケットをしたいですね。魅せるバスケットをやって、勝ちたいです。」 管理人「では、6月の鶴北戦(鶴嶺高校と北陵高校の各運動部が試合をするという恒例行事)での活躍を期待しています。早く腰を治して、頑張って下さい。」 中井くん「はい。頑張ります。」 学校での取材、先日の西浜戦の最中も腰の痛みで苦しんでいた中井くん。ケガの具合がやや心配ではあるが、彼のキャプテンシーに期待したいと思う。 |
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(左)応援では間違いなく勝ってました (中)千羽鶴となぜか“キューピー人形”。それってもしや須藤先生の... (右)快くインタビューに応じてくれたマネージャーの晴山さん | |||||||
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(左)3年生は選手4人、マネ1人の少数精鋭だった (中)すっかり打ち解ける須藤先生と管理人 (右)新キャプテンの中井くん(左側)と前キャプテン忠隈くんのツーショット | |||||||
またしても「まゆ」が行くざんす [2003.05.19up] |
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次世代へ・・・鶴高バスケ部3年生の引退
5月11日の敗北から約一週間、女子バスケ部の応援に来ていた元・男子バスケ部キャプテンの忠隈くんに、先日の試合のことをきいてみた。 女子2回戦の相手は、鎌倉高校。前回稲垣キャプテンが語っていたとおりのねばり強い守りと高さのある攻めが印象的だ。鶴嶺もそれに食いつき、パスカットで攻めにつなげ、速攻でシュートを決める。 |
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◇バスケットボールコラム◇ |
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副題:私のアイドル@“デビッド・トンプソン” 私は“ケダモノ好き”を自認しているが、ここにその原点をご紹介することにしよう。 (<注>「ケダモノ」の定義・・・スポーツに於いて人間離れした身体能力により、異次元的・非日常的空間を瞬時にして創造する者) 私はこう見えても、中1で野球部を追い出されたのちはバスケットボール部に籍を置いていた。 なぜバスケだったかと言えば、部員数が足りなくて困った顧問の先生が「入部したらお菓子をやるから」という実に子供騙しなセリフで誘ってくれたからであった。 (先生、あの時の約束はどうなりましたか?ボクは忘れていませんよ) 勿論、それまでバスケなど見たこともやったこともなく、ルールも何もわからん。 とりあえず、何をしたかといえば「ボールを追って動き回る」。まぁ、民族大移動のようなもんですな。 トラベリング(ボール持って3歩以上歩いてはイカン)やダブルドリブル(一度ドリブルをやめたらパスするかシュートせにゃならん)といったごく基本的なルールも知らずにやっていたわけだから恐ろしい。 で、私が中2(1974年)の夏、やっと少しばかりルールを覚えて、バスケットボールにも面白さを感じ始めていた時、衝撃の黒船はやってきた。 アメリカの名門チームであるノースカロライナ州立大学(だったと記憶するが、勿論、間違っている可能性も著しく高い)が来日し、日本代表チームと数試合行う(相手が日本だったかどうかということについての記憶も定かではない!)こととなったのだ。 そのメンバーの中に身長170センチ弱の“モンテ・トゥ”という白人のガードがいるらしく、私はバスケ最強国アメリカでそんなちっちゃな選手が通用するのか、と思って、ちょっとした関心を抱いてテレビで試合を見ることにした。 当時の私の身長とほぼ同じだったからね。 しかし、試合が始まって私の腰を抜けそうにさせたのは、身長191センチの黒人フォワード“デビッド・トンプソン”の超人的なジャンプ力であった。 垂直跳び122センチ。 ランニングジャンプでは、バックボードの上にコインを置いてくることができる、という病気のような選手だ。 知っているかどうか知らんが、バスケのリングは地上305センチに設置してあり、そのリングを支えるバックボードの上端部にコインを置くには、少なくとも指先が地上4メートルに到達していなければ不可能である。 (ちなみに、指先の最高到達点が350センチを超えると、バレーボールでは世界一流のアタッカーの素質アリ、とされるらしい) 実際、試合で彼がジャンプすると、頭がリングにぶつかりそうな勢いで、猛烈なダンクを叩き込む。 シビレた。 「俺もトンプソンになるしかない!」と心に決めた。 だいたい、“ダンクシュート”なるものがこの世に存在することすら知らなかった私は、大カルチャーショックを受けた。 その夜以来、ダンクシュートを決めることが人生の最大事であるかのように、学校の天井は言うまでもなく、帰宅途中にちょっと背の高い木があれば、必ずジャンプして、手が届くかどうかをチェックする、という奇天烈な生活をするに至った。 人間、やればできるようになるもので、それまで、バックボードの下端にやっと手が届くといったレベルであった私が、秋が来る頃にはリングを取り付ける金具にまで届くようになっていた。 長足の進歩ではあった。しかし、リングに届かなければ、ダンクが出来る可能性は皆無であった。 14歳になったばかりの私は一人で勝手に打ちのめされていた。 が、ある日、“逆転の発想”から、すんごい技を思いついた。 名づけて『クンダシュート』! ....もうおわかりの方もいらっしゃるでしょうが.... もともと“ダンク”というのは英語のdunk[パンやドーナツをコーヒーやスープにズボッと浸す、の意]であり、パンをコーヒーカップに浸そうと思えば、必然的にカップの中に突っ込むところから命名されたシュートである。 それをあ〜た、音だけひっくり返してどうすんの、って感じであるが、勿論、思いついた当初は「こんなこと世界の誰も思いつかなかったに違いない」と密かな自信すらあったわけだ。 その恐怖の『クンダシュート』とは、リングの直下に行き、リングの下からボールを通すという、ただそれだけのものであった。 発想の原点は“とにかくリングを通過すれば得点になるんでしょ”という極めて原始的なところにあり、当然の如く、実際に得点になると思っていた。 まず、チーム内でその必殺技を披露したのち(その結果、我がチームでは全員がこの『クンダシュート』をマスターしていた)、ついに、この世にデビューさせる日はやってきた。 今もあるのかどうかは知らないが、少なくとも当時は秋に中1・中2だけが出場できる新人戦というのがあって、私はその初戦で一発『完成版クンダシュート』をお見舞いし、ボールは見事にリングを下からくぐった。 ところが、である。 審判は知らんプリで、ゲームが続行される。 あまりの早業に気がつかなかったのかと思い、再度決めたのであるが、やはり審判はゴールを認めない。 相手がファールをしてゲームが止まった時、審判は私を呼び、優しく諭すように、こっそりと言った。 「あのね、君。ボールはリングの上から入らないとゴールにならないんだよ。」 が〜ん。 そ、そうだったのか.... 幻の『クンダシュート』は陽の目を見ずにフェードアウトしていった。 しかし、あの夏、私に衝撃を与えたデビッド・トンプソンのことは忘れない。 確かにマイケル・ジョーダンも凄かった。しかし、私にとって、バスケットボールでのアイドルと言えば、今もデビット・トンプソンであり、ジョーダンのアイドルもまた、彼なのであった。 ちなみに、彼はその後プロ(ABAといって、現在はNBAの中に吸収された)に進み、そこそこの活躍はしたのだが、薬物違法所持で捕まったという噂を聞いている。 少し寂しい...
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