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◇サッカーについての戯れ言◇

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☆☆☆戯れ言その1☆☆☆[2003.4.10up]

  実は私はサッカーに対して痛根の思い出がある。1986年のワールドカップでのことだ。

  当時、私は「金はないけど暇は売るほどある」という情けない生活ぶりで、衛星中継される試合のほとんどをテレビで見ていた。ところがサッカーにはスコアレスドロー(0対0の引分け)がつきもので、ストライカー至上主義であった私は「得点の入らないサッカーはつまらない」と考えていた。

 そんな時、その「事件」は起きてしまった。アルゼンチン対イングランド戦のことである。

  その日なぜかとてもお腹の調子が悪かった私は、マラドーナの超人的なプレーを楽しみにしていたのだが、試合中、どうしてもトイレに行きたくなって、ほんの2分間だけ席を立った。勿論「どうせ得点なんか入らないんでしょ」という気持ちで。

 部屋に戻るとアナウンサーが



  「マラドーナ、神の手によるゴールです!」



  と声高に叫んでいる。

  繰り返し流されるVTRを見ると、マラドーナが明らかに「手」を使ってボールをゴールに入れている。その世紀の瞬間をあろうことか便意に翻弄され、見逃してしまったのだ。

 悲劇は続く。その後もたびたび腹痛が私を襲ったが、世紀の瞬間を見逃してなるものかと耐えていた。が、限界というのはあるもので、再度席を立たざるをえない状況に追い込まれた。「今度こそ何も起こらないでくれ」という願いも虚しく、ワールドカップ史上に残るマラドーナによる驚異の“ディフェンダー全員置き去 りゴール”が生まれてしまった。

 私は考えた。「日本で野球がこれだけ繁栄してきたのは、攻守がハッキリ分かれており、得点シーンは前以て予想 がつくからだ」と。

 滅多に得点シーンにお目にかかれない上、入る時はいつも突然、というのはいかにも健康に悪い。サッカーファンの人たちは精神 的には勿論、肉体的にも鍛えられることになりますなぁ。


 現在、私がサッカーを見る際、下痢止め薬を傍らに常備してあるのは言うまでもない