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いよいよ桜の開花とともに吹奏楽定演の季節がやって来ました。
今年も体力の続く限り、演奏会に足を運び、感じたことをお伝えしようと思います。
取材に伺った学校については順次アップしてゆきます。
必ずしも日付順とは限りませんが、楽しみに待っていて下さい。
尚、管理人は吹奏楽の専門知識はほとんどありませんので、表現上不適切な部分があるかもしれませんが、ご寛容頂ければ幸いです。
素晴らしい演奏を聴かせてくれた各高校の部員の皆さん、本当にありがとうございました。
そして、お疲れ様。
今度は夏のコンクールで再会したいですね。
それまで、さらに研鑽を積んで、より素晴らしい演奏をお聴かせ下さい。
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07.04.03 管理人・河本啓伸 記 |
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■07.04.07up |
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今夏コンクールA編成課題曲“Blue
Sky”がプログラムに
これはもしや...
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顧問で指揮の渡邊良子先生が西浜に赴任されて5年。
「当初は突っ走って、生徒を周回遅れにさせてしまった」と述懐する時代を経て、今、西浜高校吹奏楽部は地に足の着いた疾走を始めた。
管理人がここ数年で蓄えた知識によると、吹奏楽というのはどうやらある一定以上の人数が必要らしい。
ま、いろんなパートがあるからね。
(アンサンブルだけやるなら話は違うだろうけど...)
だからまず頭数を揃えるということには重大な意義がある。
西浜高校はかつて夏のコンクールにも出場できないという時代があり、それは結果として部員たちのモチベーションを下げ、技術力をも下降させることとなっていた。
良子先生が赴任して、まずコンクールへの扉を開き、05年には湘南地区で金賞を取るまでに成長したのは記憶に新しいところだ。
また、昨夏は始めての合宿を河口湖で行ったとも漏れ聞く。
そして 、この日のプログラムには何やら風雲急を告げる、といった曲が含まれていた。
それが冒頭の「Blue Sky」である。
何しろ、この曲はこの夏のコンクールA部門(50人までの編成)の課題曲なのである。 (コンクール豆知識・・・A編成は課題曲と自由曲の2曲を演奏する)
地道なスカウト活動(?)で部員数を増やしてきた吹奏楽部であるが、いよいよその数がB編成のりミットである35名を大きく超えようとしている。
定演で「Blue Sky」を演奏するというのは、最早「いよいよA編成への挑戦か?」と受け取れるメッセージであろう。
そして、それを良子先生も部員たちも否定しない。
...ということなんですね?
演奏も以前の「ちょっと恐々...」といったイメージから脱却し、安定感・まとまり感を聴く者に与える。
これで新1年生が入り、さらに厚みを増せば...という期待は大きい。
欲を言えば、打楽器群がもっと容赦なく思い切りぶっ叩いてくれると、全体のテンションも上がって、ダイナミックレンジのより広い立体的な演奏になるのでは、と思う。
管理人は異様に打楽器が好きだからね。
裏を返せば、それだけの伸び代があるとも言えるわけで、夏までにそれを期待しようと思う。 |
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西浜高校はスタッフも強化しつつあります。写真左は終演後のステッフ紹介。西浜の演奏会はとてもアットホームな感じで、終わったあとに優しい気持ちになります |
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“現美少女二人組(自己申告)+元美少女(同)”にインタビュー
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左)部長の西原日佳里さん(パーカッション)・良子先生・副部長の梶かや子さん(コントラバス) 中)西浜最大の注目ポイント、コンバスのボブ&かや子 右)前部長・高島梨奈さん(トロンボーン)。この人だけは自分のことを美少女だとは言いませんでした |
インタビュー内容を記す前に、とてもわくわくさせてくれたプレーヤーを紹介しておきたい。
それは写真中の右・梶かや子さんである。
写真を見ると何やらピンボケに見えるが(実際そうなのだが)、それはコントラバスコンビがとても対照的であることに起因する。
左の佐藤俊一朗くん(どうやら通称はボブ)は微動だにしない(!)
対して、右の梶さんは演奏中ずっと弾んでいる(!)
カメラは動かないものに焦点を合わせるよう設定されているため、何度撮っても梶さんをうまく撮れない。
(たぶんとても上手な人が撮影すると、うまく撮れるのでしょうが...)
ここ何年かいろいろな学校の定演やコンクール、アンサンブルを見てきたが、この定演の彼女ほど楽しそうに演奏する姿を見たことはなかった。
あんたにMVPを差し上げます!
さて、短い時間でしたが、良子先生や幹部の皆さんに少し話を聞かせてもらいました。
管理人「今回の選曲はどうやって決まったのですか?」
良子先生「生徒からリクエストを募って、それを私が難易度別にして選曲会をやりました。私が思っていたよりも高いレベルの曲を選んできて、嬉しい誤算もありました。」
管理人「で、いきなり核心に迫る質問ですが、“Blue Sky”を演奏したというのは、コンクールをA部門で出ようというメッセージだと受け取ってよろしいものでしょうか?」
良子先生「絶対に、というわけではないですが、人数を削ってまで出るのは嫌なので、新入部員がたくさん入ってくれれば、ということですね。コンクールに出ること自体が重要だとは考えていないので、いろいろと条件が揃えばAで出るのがいいのかなぁって。」
管理人「こりゃ特ダネですね。最後に今年の目標をお聞かせ下さい。」
良子先生「今の勢いを大切にして、どんどん部員を増やしたいですね。今はやっていてもとても充実していますから。」
管理人「ありがとうございました。」
管理人「前部長に伺います。これで卒業ですね。後輩たちへのメッセージをお願いします。」
高島前部長「まとまりがいい時はとてもよく、去年よりは絶対にうまくなったと思います。これからは、個人・パートも大切ですが、バンドとしての音のまとまりに気遣いながら練習していって欲しいです。」
管理人「君が2年の時はコンクールで金賞だったからね。何とかそれを知っている世代がいるうちに、継承してもらいたいですね。」
高島前部長「はい。頑張ってくれると思います。」
管理人「では、現在の部長・副部長に聞きます。」
梶副部長「西浜の美少女コンビと呼んで下さい!キャハハ」
管理人「...は、はい。コンクールについてはAで出たいとか、Bの方がいいんじゃないの、とか希望はあるのですか?」
西原部長「どちらでもいいのですが、皆で出たい、というのが願いです。」
梶副部長「A・Bに関係なく、出るならいい賞を貰えるように頑張りたいです。」
管理人「これからどういう活動をしてゆきたいですか?」
梶副部長「とにかく楽しく演奏したいです。最後に辞めたくないという終わり方が出来れば、きっと達成感もあるし、楽器をやっていて楽しいという想いがあれば、結果もついてくると思います。」
西原部長「私は西浜ブラスが立派な、素敵な海賊船でありたいと思います。私たちの演奏を聴いて、元気になれるような、癒されるような、そういう演奏をしたいです。そして私たちの演奏を聴いてもらえるように、いつでも乗れる海賊船になりたいと願っています。」
『海賊船でありたい』か...。
考えようによっては、かなり哲学的な言葉ではある。
もしかしたら、この美少女コンビ(自己申告)は相当ヤルのかもしれない。
少なくとも自分の言葉で語ろうという姿勢はひじょうに好ましい。
応援するからね。
皆さんもこの夏の西浜ブラスにご注目下さい。
ステージ右側のコントラバスコンビもよろしくです。 |
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=西浜高校吹奏楽部07年定期演奏会プログラム=
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■第1部
1.INTO THE JOY OF SPRING
2.Folk Song Suit
3.Blue Sky
4.Ross Roy
■第2部
1.FEEL THE BEAT
2.PIRATES OF CARIBBEAN
3.SWINGIN' YANKS
4.ALADDIN
5.宝島
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■07.04.06up
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学び⇒解釈力アップ⇒余裕ある演奏⇒劇的・瞬間的変化
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最初にお断りしておかねばならない。
管理人は現在「分身の術」を使えない。
3月31日は土曜日で、このシーズン定演が同日開催になることもしばしばである。
今年は寒川高校と藤沢西高校が同日のしかも全く同じ時間帯で開演することとなり、泣く泣く寒川はリハを、藤沢西は本番のみを聴かせてもらうこととなった。
つまり、これから書くことは全てリハーサルで見せてもらったことを基にしている。
普通、本番では「聴衆効果」や「本番アドレナリン効果」等があり、もっと鳴りが素晴らしいものになるという予想もつくだけに、ひどく惜しい気持ちにもなった。
今後、「分身の術」を使えるよう、努力します....(どうやって...?)
さて、寒川高校吹奏楽部は指揮者の岡田寛昭さんとともに歩んで来ている。
部員が6人しかいなかった時代から、04年コンクール湘南地区B部門をトップ通過するという快挙を経て、05年にはA編成にチャレンジ...
途中経過には辛い出来事もあったが、一貫していたのは岡田さんの「諦めの悪い」向上心であったと言えよう。
全国各地のコンクール・演奏会に労を惜しまず足を運び、様々な高校のエキスをさらに整理・取捨選択して、部員と対峙してきた。
当然、彼自身の音楽観も広がり、やがてそれは部員たちへも波及してゆく。
こうした努力は報われるべきであり、間違いなく結実しつつあると、管理人は断言する。
定演のメイン曲でもある「トゥーランドットより」を聴かせてもらった。
客席で聴いているのは、一昨年のリハに続き管理人だけである。
たいへんに贅沢な扱いをしてもらい、「部活ネット」をやっていた甲斐があったとしみじみ感じた。
しかし、感じたのはそれだけではなかった。
管理人の聴覚がおかしくないのであれば、彼らは明らかに意図して、演奏中に「鳴り」を変化させている。
うまく表現出来ていないかもしれないが
「音がステージ中央の小さな点で鳴っていたかと思ったら、突然、客席に向けて一気に開放される」
というイメージである。
おそらくこれは音量変化だけの問題ではあるまい。
『集散の美学』とでも呼べばよいのか...
OB・OGも入って、少し厚みを加えているとは言え、コントラバスもなく、編成としてはけして楽ではないはずなのに、この「鳴り」は一体何なのだろう。
壮大な仕上がりで、ダイナミックスも十分出ている。
管理人はこの演奏を聴き、彼らの音楽的解釈力が劇的に向上していると悟った。
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指揮者自身が学び、それを部員たちが学習することでアップした解釈力が必然的に技術も向上させたからこそ、演奏に余裕が感じられる。
同じフレーズを吹くにも余裕のあるなしで聴こえ方は当然違ったものになる。
そういった積み重ねが「鳴り」を瞬間的に、しかも劇的に変化させるという芸当を可能にさせたのであろう。
さらに言えば、「間」をとても大切にした演奏、という言い方も成立する。
その「間」が心地よい緊張感を聴く者に与える。
オーケストラのために書かれた曲を原調のまま吹奏楽で演奏するのは大変なことらしいが、「大変そうだ」とは全く感じさせない。
有り体に言えば、彼らは猛スピードで進化している、ということになる。
この曲で夏のコンクールに臨むとのことで、期待大。
....繰り返しになるが、本番も聴きたかった。
今度、コンクールでまたお会いしましょう。 |
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全てが「自信作」 by
岡田寛昭
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開場時間ぎりきりまでのリハのあと、本番寸前の慌しい中、それでも時間を取って岡田さんは対応してくれました。
管理人「今年は去年まであった“テーマ”がステージに書かれていませんが、何か意図されて?」
岡田さん「今年は音だけで勝負してみようと思いまして。」
管理人「それだけ音に対して自信が持てるようになったということですか?」
岡田さん「勿論、まだ完成形というわけではありませんし、コンクールに向けてもっと高めてゆくつもりですが、今回の定演の全てが『自信作』のつもりです。」
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管理人「残念ながら本番を聴くことが出来ず、申し訳ありませんが、是非頑張って下さい。」
岡田さん「はい。ありがとうございます。本番は楽しんでやりたいと思います。」
駆け足のようなインタビューではあったが、部員たちを想い、彼らがどれほど頑張って練習してきたのかは、もしかしたら本番よりもリハの方がわかるかもしれない、という心遣いも見せてくれた岡田さん。
夏までのさらなる成長を期待していますね。 |
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=寒川高校吹奏楽部第8回定期演奏会プログラム=
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■第1部
ウィナーズ「吹奏楽のための行進曲」[諏訪雅彦作曲]
パルセイション[木下牧子作曲]
風紋[保科洋作曲]
エルザの大聖堂への行列[R.ワーグナー作曲]
合唱・ハンドベルステージ
■第2部
日本の詩情[小島里美編曲]
大草原の歌[R.ミッチェル作曲]
パイレーツ・オブ・カリビアン[C.バデルト作曲]
アニメ・メドレー 久石譲作品集[久石譲作曲]
歌劇「トゥーランドット」より[G.プッチーニ作曲] |
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【追記】
第1部と第2部の合い間に「合唱・ハンドベルステージ」が設定されていた。
ハンドベルは岡田さんが千葉県の習志野高校から学び、生徒たちに伝えると、本当に楽しそうに演奏するそうだ。
ん〜、これも聴きたかったなぁ.... |
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■07.04.05up
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大曲へのチャレンジ。それは決意の証
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藤沢西高校吹奏楽部。
彼らは湘南地区で最も足腰が強いバンドである(管理人予想)。
校舎5階にある練習室・視聴覚室への昇り降りは想像を絶する厳しさであり、酸素も薄い(ちょっと大袈裟かも)。
ちなみに、タイトルの「プレーヤーズハイ」とは、この物理的高さのことを意味しているのではないので、ご了解頂きたい。
「部活ネット」読者ならご存知であろうが、彼らは昨夏のコンクール県大会B編成(35人まで)で見事金賞を射止め、東関東大会でも銀賞と、全国までもう一歩というところにまで迫った。
コンクールの結果が全てではない、というのは勿論理解は出来るが、結果がよいのと悪いのでは得られる経験値はかなり違うものになるというのも真実であろう。
激戦を突破した彼らは間違いなく自信をつけたであろう。
そして定演である。
コンクールは定められた時間の中での闘い。
定演は時間を自在に使えるという、種類の違う力を試される。
彼らがメインとして選んだのはバレエ音楽「三角帽子」(マヌエル・デ・ファリャ作曲)であった。
この曲は吹奏楽界ではかなり有名なものらしく、いろいろな学校が「終幕」に相当するところをコンクールなどで演奏するということなのだが、それを通しで吹くというのは大チャレンジである。
さわりを聴いただけでひじょうに技巧的難度の高い曲であるというのは管理人にもわかった。
バレエのための音楽ということで、もともと絵画的曲想ではあるが、それをコントラバス・チューバによる低音とハッとさせるブレーク、そして何よりも藤沢西最大のウリ(?)である『煽情的管楽器群』がより物語性を浮かび上がらせる。
『煽情的管楽器群』(別名・ブラス煽情)
これは管理人が命名した藤沢西高校吹奏楽部の音楽的特質である。
言葉で表現するのは難しいが、要は「弱から強、そしてまた弱」を聴く者の気持ちを揺さぶるようにリフレインさせるものである。
もしかすると譜面通りに演奏しているのかもしれないが、コンクールでの「クラブ・ヨーロッパ」(マーティン・エレビー作曲)を湘南地区予選で聴き、県大会の演奏をこっそり購入したDVDで聴き、さらに東関東大会前の取材で聴くに至り、「これってやっぱ意図的でしょ?」と言いたくなるほど、彼らの音楽の中にハマッているのだ。
武器がある、というのは大きな強みである。
最早当然であるかのように、「三角帽子」の演奏の中にもそれが取り入れられており、期待感を抱かせる。
さらには音の余韻を大切にしようという姿勢も随所に見られて、聴き応え十分に仕上がっていた。
昨夏のメンバーからこの定演を最後に抜けてゆくメンバーもいる。
学生の部活動であるから宿命的なことではあるが、手にした武器が伝統というバトンとなって、次の世代へと受け継がれてゆくことを祈りたい。 |
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定演ではそれぞれの学校が特色を出そうと必死です。藤沢西では、休憩時間にロビーでアンサンブル、というのがここ数年の定番のようです |
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この図は他校では見たことのないものです。指揮は学生、顧問の新倉先生はひっそり楽団の中に混じってトロンボーンを吹いています。大らかさを感じるシーンでした |
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いつか定演を満席で! 新倉徹也先生にインタビュー
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いつも穏やかに話してくれる新倉先生。
定演終了後の慌しい中、インタビューに応えてもらいました。
管理人「第2部は難曲でしたが、あれを通しでやろうというのはどういうプロセスがあったのですか?」 新倉先生「生徒が終幕をやりたいと言ったので、ついでだから全部やっちゃおうかと。前々からやりたい曲ではあったんです。」 |
管理人「大チャレンジでしたね。出来はどうでしたか?」 新倉先生「気持ちよくは出来ました。」
管理人「特に気をつけた点は?」 新倉先生「2つ以上の楽器でソロが続くところですね。場面の切り換えとなるところなので。」
管理人「さて、昨年は東関東大会まで行きましたが、今年は何か目標とするところはありますか?コンクールの結果とかでなくて結構です。」 新倉先生「そうですね。新2・3年生で30名、新しい1年生の子が入ってきてからコンクールのことは考えようと思いますが、いつか定演を満席の会場でやりたいですね。それは強く思います。」
管理人「コンクールの曲とかはまだ決めていないのですか?」 新倉先生「ええ。ゴールデンウィーク頃までには決まると思いますが。」
管理人「部員の人数的にはA編成も可能かと思いますが、Bで行くということでしょうか?」 新倉先生「そうですね。今のところは今年はB編成で、と考えています。」
管理人「お忙しい中、ありがとうございました。今後も期待しています。」
というわけで、どうやら藤沢西は今年もB編成でコンクールに臨む気配である。
昨年の実績を超えるというのは簡単なことではないが、新伝統の技「ブラス煽情」を以ってすれば、十分に期待できると管理人は感じている。
選曲が大変そうですが、是非頑張って下さい。 |
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「ずっとステージで吹き続けていたかった」 プレーヤーズハイを再び!
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写真は左から学生指揮の永野愛弥美さん(担当楽器・フルート)、部長の小川留依さん(サックス)、副部長の川口遥さん(トロンボーン)。
彼女たちも片付けなどで慌しい中、インタビューに対応してくれた。
管理人「三角帽子は大変だったと思いますが、今日に至るまでのプロセスで投げ出そうとしたことなどはありませんでしたか?」 小川さん「終幕はいろいろな学校が演奏してきたので、全部やってみようと。でも、合奏とかでひどいことは何度もありました。その度、次を頑張ろうと皆で励ましてやってきました。」
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管理人「大曲なのでイメージつくりとかも大変だったのでは、と想像したのですが...」
小川さん「敢えて、プロのCDとかはあまり聴かず、新倉先生の指揮に合わせようという意識でしたから、それほどの苦労はありませんでした。」
川口さん「実はトロンボーンは吹くところがあまりないのですが、その分冷静でもありました。今日は今までで一番よかったと思います。」
管理人「学生指揮の永野さんにお聞きします。なぜ指揮をやろうと?」 永野さん「本当はとても嫌だったんです。でも、部長・副部長・指揮は投票で決まるので、最初はしかたなくという感じで。でもやっているうちに、アイコンタクトで演奏者と一体になれるというのが嬉しくて、楽しくなってきました。」
管理人「今年のチーム藤沢西の目標をお聞かせ下さい。」 川口さん「去年も東関東大会に行こうと思って頑張ったわけではなくて、頑張ったら結果として行けたんですね。以前はそういうことを信じられなかったのですが、今は頑張ったら結果もついてくると信じて、コンクールでも東関東に行けたらと思っています。」
永野さん「去年、コンクールの県大会では、ステージで演奏している時すごく楽しかったんですね。もうずっと演奏し続けていたい、というか...。このまま吹いていたい、という気持ちにまたなれるよう、頑張りたいと思います。」
管理人「ありがとうございました。コンクールも是非頑張って下さいね。」
ん〜、「ずっと吹き続けていたい」か...
全然違う分野の話で申し訳ないが、今年メジャーリーグのレッドソックスに行った松坂大輔くんが横浜高校時代、夏の甲子園準々決勝でPL学園と延長17回の死闘を演じた際、管理人は「この試合に出場している選手たちは、試合が終わらなければいい、と考えているのではなかろうか」と感じたものであった。
(のちに、松坂投手だけは「早く終わりたい」と思ったと告白しているが...)
「最高の時=プレーヤーズハイ」というのは、簡単には訪れてくれないものである。
だからこそ追い求めるものであろう。
藤沢西高校吹奏楽部の皆さん、プレーヤーズハイを求めて、これからも5階の練習場で頑張って下さい。
今度はまた夏のコンクールでお会いしましょうね。 |
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=藤沢西高校吹奏楽部第25回定期演奏会プログラム=
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■第1部
1.マルテニッツァ〜春の序曲[ピート・スウェルツ作曲]
2.頂点を目指して[ロバート・W・スミス作曲]
3.クラブ・ヨーロッパ[マーティン・エレビー作曲]
■第2部
バレエ音楽「三角帽子」第1・第2組曲[マヌエル・デ・ファリャ作曲]
■第3部
1.君の瞳に恋してる[B. CREWE & B. GAUDIO]
2.マッカーサー・パーク[J. WEBB]
3.チャタヌガ・チューチュー[H. WARREN]
4.マンボ・ジャンボ[P. PRADO]
5.アメリカン・グラフィティU[編曲 N. IWAI] |
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■07.04.03up
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素晴らしかったプログラムとそれに応えた部員たち
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この演奏会を聴いた人に言葉は不要であろう。
というより、むしろ邪魔であるとさえ言えるのではなかろうか。
それでも管理人は書く。
どうしても伝えたいことがあるからだ。
まず、震撼した。
感動が波のように訪れた。
鳥肌が立ち続けた。
それはHWE定演では唯一の演出とも言えるプログラムの妙によってもたらされたところもあるだろうが、スカスカの演奏では絶対に起こり得ないレベルの高波であった。
音楽というのが、ただ音符をなぞるだけのものではない、という至極当然の行き着くべき到達点の存在を突きつけられる思いがした。
指揮者・ゲストを含む、ステージに上がった全員が「闘って」いた。
彼らは音楽の演奏という行為を通じて、明らかに音楽の輪郭ぎりぎりのところで「闘って」いたはずだ。
そうでなければあの鳴りは出せようはずもないのだ。
管理人の背後に座っていた50代と思しき夫婦(おそらく会話の内容から夫は吹奏楽部出身)は、開演前、ゲストのアレクセイ・トカレフ氏の技術についてあれこれと語っていたが、第二部が終わる頃には全くの無言になり、最後に「こりゃ相当レベルが高いな...」とだけ呟いていた。
管理人の予想では、それがこの演奏会を聴いた人の平均的な感想ではないかと。
まさしくサブタイトル通り、「格付け:AAA」であった。
そして、ありがとう。
日頃、中高生に対してしがない学習塾稼業を営む管理人は、しばしば部活動で、彼らの普段は見せない側面に驚かされるが、今日は心の底から「お前らすげぇなぁ」と思った。
もっとずっと聴いていたかった。
志ある若者と、音楽を通じて厳しく対峙しようとする大人が力を合わせて創り上げる作品の威力に、時として子供に対する情熱が萎えかけることのある自分が恥ずかしくなった。
だから、彼らに感謝しなくてはなるまい。
明日からまた、しっかり仕事をしようと思わせてくれた。
一昨年であったか、HWEの定演を聴いて『静寂なる殺気』を感じたが、今年はその「殺気」すら超えたところで演奏してくれたのではなかろうか。
昨年より、土屋吉弘という指揮者が加わり、さらに厚みを増したHWE。
来年3月29日に行われる第28回定演では、今回のレベルを凌駕する演奏が聴けると期待してよいものであろうか。
だとしたら、聴かずにはいられない。
丸山先生・土屋さん・部員の皆さん。
ここにHWEの音楽を真摯に聴く人間が少なくとも一人います。
このファンをがっかりさせることのないよう、素晴らしい演奏を続けて下さい。 |
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開演前にアンサンブル3チームが登場。これは「前菜」という趣だったのであろう...(管理人予想) |
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“嵐の予感” 聴く者の心を掴む第一部〜トカちゃん登場
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(左)いよいよ定演開幕 (中)この人こそがHWEの引き出しを増やした犯人(?)・土屋吉弘氏 (右)おなじみトカちゃんこと、アレクセイ・トカレフ氏 |
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全曲に感動のあるステージだったので、1曲ずつについてコメントさせて頂きます。
■God Speed[スティーブン・メリロ作曲]
地底から湧き上がるような音出し。
特に重低音が冴えた鳴りは、これだけ聴いてもかなり練習を積んできたものと思わせた。
初手からダイナミックレンジが広く、聴衆の気持ちを鷲掴みにしたことであろう。
■日本民謡による幻想曲[サミュエル・ヘイゾ作曲]
この曲は本当は丸山先生(通称・透ちゃん)が振りたかったそうだが、それを敢えて土屋さんに振らせるあたりにもプログラムへの配慮や、今後のことも見据えたHWE流が感じられる。
パーカッションを中心とするMinimunからMaximunへの移行と、「平常心を保ち続けようとする」かのような木管の繊細なフレーズのコントラストだけでも十分に聴く価値のある曲に仕上がっていた。
まさしく幻想的な演奏で、相当大胆な「攻め」の音楽に感じられた。
■トランペット協奏曲[ヨゼフ・ハイドン作曲]
いよいよトカちゃん登場。
彼の演奏は勿論素晴らしいが、驚くべきはこの難曲のバッキング(という言い方で正しいのかな?)をただならぬ解釈力を伴って部員たちがしっかりと吹いていたことであろう。
もともとがオーケストラのために書かれた曲であり、それを弦楽器のない(コントラバスを除く)吹奏楽団が演奏すること自体、本当は無理があるのでは?と素人は考えるが、それを逆手に取っての練習をしてきたということであろう。
管理人は、定演の10日ほど前にこの曲のリハを北陵高校で聴く機会に恵まれたが、その時よりも間違いなく「進化」していた。
トカちゃんは日頃「有名なミュージシャンのコピーは要らない。自分の色で吹いて」と語っているが、おそらく、透ちゃんも部員たちも、その言葉を実行したのかな、と。
まさしくオケのような鳴りで、コントラバスの下支えも素晴らしかった。
最終楽章ではフルート・クラリネット(たぶん)の細かいフレーズのシンクロ性もひじょうに高く、ロシアのトランペッターの色と部員たちの出そうとする色とが見事に溶け合っていた。
印象的なテーマを段階的に繰り返し、最後に素晴らしいエンディングを迎えた。
音楽は国境を超える、というのは陳腐な表現であるが、部員たちとは明らかに違う「異物」トカちゃんのトランペットに負けることなく、その深い音色を包み込もうというような意識すら感じた。
管理人はこの曲を聴くに至って、彼らは「闘って」いると確信した。
ひじょうに短く感じられた第1部であったが、これがまだ第1部であるところに今年のHWE定演の凄みがあった。 |
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あんたら、マジすげぇわ〜震撼の第2部
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■風紋[保科 洋作曲]
この曲は管理人も聴き覚えがある。
おそらく、いろいろな学校の演奏を聴いたことがあるのだろう(管理人は記憶のどこかに障害があり、曲名や演奏者などをたくさんは覚えられない...) 。
しかし、この日の演奏は今まで聴いたものとどこか違うような気がしていた。
...「うねり煽情」とでも呼べばよいのだろうか。
昨夏のコンクールB部門で藤沢西高校が演奏した『クラブ・ヨーロッパ』という曲が、藤沢西の一つの特徴とも思える(顧問の新倉先生はそういう意識はしていないと仰っていたが)「ブラス煽情」で県大会金賞を射止めたが、HWEのはブラスだけでなく、打楽器も含めたもっと大きなうねりとなって音が突き刺さってきた。
もしかすると、これがHWEの新しい武器なのかもしれない、とひっそり思う管理人であった。 ■春に〜王たちが戦いに向かう時[ディヴィド・ホルジンガー作曲]
やられました。
この曲を選ぶこと自体がかなりの冒険だったと予想するが、それをこのレベルで演奏しますか、普通...。
驚愕すべき始まりから、激しいブレイク。
天井を突き抜けるかと思うようなダイナミックス。
中途では賛美歌らしき歌声も。
管理人の個人的な好みから言えば、かつてどの高校の定演でも、コンクールでも聴いたことがなかったほどの感動であり、演奏を聴いているあいだじゅうずっと身の毛がよだつという状態であった。
(管理人は打楽器が大好きです)
もう途中から、演奏に対するメモを取ることを放棄し、ただただ聴き入ってしまった。
メモ書きには「こりゃマジすげぇ」「格付けAAA」とだけ書かれている。
終演後、指揮の土屋さんに選曲理由を尋ねると、「いやぁ、去年もホルジンガーをやって、今年はこの曲も出来るんじゃないかと思って。練習の過程では大変なこともありましたし、実は今日もアクシデントはあったんですけど、最高の出来だったです」とのこと。
機会があれば、是非もう一度聴きたい。
最早、言葉がありません。 |
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禁断のアンサンブル〜コントラバス六重奏
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Intermezzoと命名されたアンサンブル3チームの演奏。ステージ上の一部だけが明るいという状態だとうちのヘボカメラがうまく撮れなくてごめんなさい。左からフルート六重奏・コントラバス六重奏・オーボエ&ファゴット三重奏
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胃を休める時間なんだろうね。
第2部だけでもお腹がいっぱいになりそうだったから。
ところが、このアンサンブル、とりわけコントラバス六重奏は「泣きたくなるような」気持ちにさせる、という意味ではこの日のプログラムの最上位にランクされるものであった。
特に2曲目(第二楽章?)は、雨の降る日に窓から煙った街並みを見ているような、哀しいような、懐かしいような、ずっと聴いていると泣いてしまいそうな、そういう優しい演奏であった。
楽器の特性が生かされた音量変化は素晴らしかった。
コントラバスが6本あること自体、他の学校ではあまり考えられないが、ただある、というだけでないところを存分に発揮してくれたのでなかろうか。
アンサンブルコンテストには出られない編成と漏れ聞いてはいるが、是非、今後もアンサンブルを続けて欲しい。 |
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第3部〜厚みを増したHWEの真骨頂
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■「GR」より シンフォニック・セレクション[天野正道作曲]
ん〜、まずGRってのが「ジャイアント・ロボ」だったとは...ということで妙に感心してしまった。
「ジャイアント・ロボ」と言えば管理人がまだ小学生だった頃、「進め〜ジャイアントロボ〜、立〜て〜ジャイアントロボ〜」というテーマソングがやけに印象的な特撮ドラマだったという記憶があるが、それを吹奏楽でか...という思いがした。
でも、しっかり上記フレーズを曲の中に織り込んであることに気づき、何だか嬉しかったりする。
さて、出だしはトランペットソロ。
吹き手の山田千織さん(新3年)は管理人が北陵のリハに行かせてもらった際、ソロの部分をどう吹けばよいのかトカちゃんに必死に聞いていた。
トカちゃんは実際に自分でも吹いて、「でも、あなたが自分で考えて吹くのが一番」と言っていた。
少なくとも見た目は落ち着いて、しっかりとした音で吹けてましたよ。
きっと一生の思い出になるね。
演奏は....とにかく「分厚い」。
雰囲気的には管理人の好きな『ボレロ』のようなところもあり、ある意味で静寂とも言える管と激しいパーカッションとのコントラスト、また、チューバを中心とする低音からクラリネット・サックスの中音(という用語はあるのかな?)への場面転換は見事の一語に尽きる。
爆風かと思えるような大音量とそよ風のような声。
何事かと感じるほどの厚みで、ぐいぐいと心に迫る。
そして、声という楽器は、歌っていないはずの場面でも聴こえるような錯覚に陥る。
管理人はちょっとした錯乱を起こしたほどである。
いろいろなバンドがあり、それぞれの特徴があるが、HWEの一つの強みでもある「厚み」はさらに強化され、この領域にまで達したか、という感を強く抱いた。
至上のコントラスト、という言葉を贈りたい。
それは、この曲そのものもそうであるが、この日の全プログラムを通じて、最大の狙いとしていたのではないかとも感じられたからだ。
キャラの違う二人の指揮者。
人生背景も大きく異なるゲストトランペッター。
そしてまだ人間を始めて間もない高校生部員たち。
彼らは高いレベルで融合し、闘いながらこの演奏会を迎えたことであろう。
それぞれが色を出し、溶け合い、それでも自己主張する。
音楽という媒介を持つ彼らがひどく羨ましい一日であった。 |
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例年のことながら、これだけの部員が総立ちで演奏するアンコールは圧巻である。演奏しながら泣いている部員もいた
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定演、その後
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管理人は今回の定演を聴いて、最早言葉は軽いものであると思い知り、インタビューなどは最小限にとどめることにした。
しかし、それでも伝えたかった。
「素晴らしい演奏でした」と。
透ちゃんに新年度の目標を一応聞いてみた。
「生徒たちがいずれ成長して、自分の子供にHWEで活動していた日々のビデオ・DVDを胸を張って見せられるようなHWEでいたい。」
わかりました。
管理人は大袈裟でなく、この日の演奏を忘れないでしょう。
それほど心に残るものであったし、音楽の素晴らしさを思い知るものでありました。
来年の定演が今から既に楽しみです。
しばし休養されて、また質の高い音楽を聴かせてくださいね。 |
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これだけの演奏をすると達成感も相当なものがあるでしょうね。トカちゃんは「今度、ジャズプロジェクトね。初めてだけど、頑張って演奏するよ」と約束してくれました。ちなみにジャズプロジェクトとは11月に行われるジャズコンのことです。 |
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