09.01.11up

“有言実行” ついに手にした最高の栄誉
 
 「この8分間のために1年を懸けてきました」

 湘南台高校吹奏楽部顧問の羽場弘之先生の言葉には重みがあった。

 2006年3位、2007年2位と着実にステップアップしながら、虎視眈々と狙っていた最優秀賞。しかし、狙えば獲れるというものではない。そこにはひと言では表せないご苦労もあったことかとご推察します。

 なかなか取材に行けるタイミングが取れず、グランプリ受賞報告会でようやく08年度の演目「B2」を見せて(+聴かせて)頂いたのだが、演奏技術や動きにかなり余裕があり(実際にはそうでもないのだろうけど)、まさしく非日常的空間にいざなわれる至福の時であった。

 グランプリというのは、つまりこういうことらしい。

(1)マーチングバンド・バトントワリングの全国大会へ、地区予選を通って出場する

(2)マーチングバンド部門は
 @50名までの小編成 A75名までの中編成 B76名以上の大編成
 があり、それぞれの編成で「金賞」「銀賞」「銅賞」を決める
 (湘南台は145名の大所帯で、勿論、大編成に当たる)

(3)各編成の「金賞」団体から「編成別最優秀賞」が選ばれる

(4)さらに3つの「編成別最優秀賞」団体からグランプリ(文部科学大臣賞)が1つ選ばれる


 湘南台White Shooting Starsは上記の全てをクリアし、全国唯一無二のグランプリへと辿り着いたわけなのだ。

 昨年の定演での取材をさせて頂いた際、サラッと「日本一を目指します」と仰ってはいたが、おそらくはそこに至る自信半分、不安半分ではなかったろうか。そのあたりのことは、また定演の取材でお伺いしたいと思う。

 何しろ、偉業を祝し、称賛致します。湘南地区の公立高校が全国一になったことは、湘南台高校だけでなく、地域に対する勇気や希望を与えたと確信します。

 これからは全国の強豪校から目標とされる立場になりますが、チャレンジャー精神を失わず、さらに素敵なショウを見せて下さいね。

 とりあえず、少しでもその素晴らしさを伝えられればと願い、動画と写真をアップ致します。

さらに詳しくは...
 
湘南台高校吹奏楽部08年定期演奏会 ◇湘南台高校吹奏楽部ホームページ

 


 
 
 
演奏されている楽曲の著作権は湘南台高校吹奏楽部に属します  
 

<編集・注>
 
 タイトルの「B2」は、2007年度作品がベートーベンの楽曲をアレンジした「B」であったことを受け、2008年度作品がバッハの楽曲のアレンジであることから命名された、とのことです。こうなれば当然、2009年度は「B」で始まる作曲家を探してきて「B3」でお願いしたい、というのが素人の浅知恵というものですが、どうでしょう...?
 
  
  
  
めまぐるしく陣形が変わってゆく中、シンクロ精度を落とさず、演奏と演技を継続するというのは並の体力・技術力ではありません。また、おそらく日常生活レベルで相当鍛えていなければこの規律を保つことは難しいと想像します。関係者の方々や部員の皆さんを尊敬します

左)グランプリ旗と羽場先生 右)全国大会での賞状・カップ